上目名駅
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上目名駅(かみめなえき)は、かつて北海道磯谷郡蘭越町字上目名の日本国有鉄道(国鉄)函館本線上に設けられていた鉄道駅(廃駅)である。
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[編集] 駅概要
1913年、駅間距離が15.4kmある熱郛駅と目名駅の間に設置された。
開業時より、観音山・幌内山といった海抜600~800m程度の山に挟まれた立地であったことから周辺人口はほとんどなく、列車交換のための信号場という役割が強い駅となっていた。そのため、廃止の2年前まで無人化は実施されず、無人化後も運転扱いのための係員がいたと言われている。昭和30年代までは、電報の取り扱い駅でもあった。駅配線は島式ホーム1面2線となっていた。
なお、熱郛駅~上目名駅間に札幌鉄道管理局と青函鉄道管理局との境があったため、普通の乗降客はほとんどないにもかかわらず、昭和40~50年頃には小樽方面から来て当駅で折り返す普通列車も日1・2往復設定されていた(ただし、駅員家族の通学便宜を図るためのものといわれており、休日は目名で折り返し運転を行っていた)。
また、函館本線を走る蒸気機関車の撮影において、当駅周辺は山間にあり鉄道でのアクセスが可能なことから格好の場所とされ、撮影を主におく鉄道ファンで賑わいを見せることもあった。
1984年3月に廃止。同年2月のダイヤ改正で、貨物列車を中心に列車本数の削減が図られ、交換所としての意義が失われたことと、当時推し進められていた合理化政策を受けてのものであったとされる。末期の乗降客数は、日平均2人という状態であった。