中川智子
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中川智子(なかがわ ともこ、1947年9月28日 - )は日本の政治家。自然食品販売会社相談役、元社会民主党政策審議会副会長、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町出身、大阪府貝塚市で育つ。
1996年(平成8年)10月20日の第41回衆議院議員総選挙では、社会民主党から比例区近畿ブロック(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、定数29)に立候補し初当選。社会民主党(旧社会党)の土井たか子党首の影響を強く受け、福島瑞穂、辻元清美、保坂展人らと共に「土井チルドレン」と呼ばれた。衆議院議員を2期7年務めた。
[編集] 初当選以降の選挙結果
- 第42回衆議院議員総選挙(2000年)、小選挙区(近畿、中国)の兵庫6区(伊丹市、宝塚市、川西市)に立候補して落選。当選は小池百合子。比例区近畿ブロックで復活当選。
- 第43回衆議院議員総選挙(2003年11月9日)、小選挙区(近畿、中国)の兵庫6区に立候補して落選。当選は市村浩一郎(民主党、初当選)。比例区近畿ブロックで社会民主党の名簿第2位で立候補も落選。
- 第44回衆議院議員総選挙結果(2005年9月11日)では社会民主党から小選挙区(近畿、中国)の兵庫6区に立候補して落選。得票が有効投票の10%に届かず供託金を没収される。当選は木挽司(自民党新人、公明党推薦、初当選)。なお供託金を没収されているため欠員による繰り上げ当選もない。
[編集] エピソード
- 出馬時は介護保険導入や消費税増税に反対していたが、当選後賛成に回り、批判を浴びた。しかし「村山政権を守るためには当然のこと」と意に介さなかった。
- 中核派が主導的立場を取る百万人署名運動では、福島瑞穂・海渡雄一夫妻、辻元清美、保坂展人らとともに呼びかけ人として名前を連ねている[1]。
- 1998年刊の自伝「びっくり!」(現代書館・ISBN 4768467245)で学生時代の恋愛遍歴を赤裸々に綴っていたことが一時期、2ちゃんねるで話題になった。もっとも、そうした個人的体験も手伝ってか現職時には女性議員ながら野田聖子や水島広子と異なり、フィクションの性表現に比較的寛容な姿勢であったことで知られる。
- 落選直後(2003年)のTVタックル出演で三宅久之に「そんなことばっかりいってるから選挙に落ちるんだよ!」と面罵されていた。