丹沢主稜
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丹沢主稜(たんざわしゅりょう)とは、丹沢山地中央部の蛭ヶ岳から檜洞丸、犬越路を経て大室山に伸びる稜線であり、丹沢山地を構成する大きな稜線の一つである。標高1,500m前後の山々が連なる。
丹沢の山奥にあるため登山者は少なく、静かな山歩きが楽しめる。稜線上は樹木が多く展望が良い場所は少ないが、丹沢山地の最高峰である蛭ヶ岳からの展望は素晴らしく、丹沢はもちろん、富士山や南アルプス、八ヶ岳、奥秩父、奥多摩などの山々まで望むことができる。蛭ヶ岳から檜洞丸間は高低差が大きく、やせ尾根やクサリ・ガレ場などの急峻な地形が多い。檜洞丸周辺はツツジの名所として有名で、5月中旬から6月初旬にかけては多くの登山者が訪れる。
[編集] 丹沢主稜の山々
- 蛭ヶ岳 (1673m)
- ミカゲ沢ノ頭 (1421m)
- 臼ヶ岳 (1460m)
- 檜洞丸 (1601m)
- 熊笹ノ峰 (1523m)
- 大笄 (1510m)
- 小笄 (1288m)
- 犬越路 (1060m)
- 大室山 (1588m)
[編集] 丹沢主稜の山小屋
- 蛭ヶ岳山荘 (蛭ヶ岳山頂)
- 青ヶ岳山荘 (檜洞丸付近)
- 犬越路避難小屋 (犬越路・無人小屋、トイレ付き) - 老朽化のため2005年に建て替えられた。
[編集] 関連項目
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