塔ノ岳
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塔ノ岳 | |
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三ノ塔から望む塔ノ岳 (2005年11月撮影) |
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標高 | 1490.9 m |
位置 | 北緯35度27分14秒 東経139度09分47秒 |
所在地 | 神奈川県秦野市、 |
山系 | 丹沢 |
種類 | 山塊 |
初登頂 | -- |
塔ノ岳(とうのだけ)は丹沢山地にある標高1,491mの山。愛甲郡清川村、秦野市、足柄上郡山北町の境目に位置する。
丹沢修験道の要であり、塔ヶ岳・御塔・尊(孫)仏山(そんぶつさん)など多くの呼称を持つ。中近世には近郊農村の雨乞いの場として、或いは露天賭博の場としても賑わった。かつて山頂には別称の尊仏山の由来となった尊仏岩があったが、関東大震災後の丹沢地震(M 7.3)で大金谷へ転落し現存しない。なお、山頂の尊仏山荘の名はこの岩に由来している。
関東山地を構成する丹沢山地の一角をなし、丹沢大山国定公園に属す。頂上からの展望がとてもよく、天気がよければ富士山や南アルプスまで望むことができる。また首都圏に近く交通の便がよいため登山者に人気がある。北に丹沢山、東には新大日、南西には鍋割山などの山が位置する。登山者の増加により大倉尾根の侵食裸地化が問題となっており、植生復元の試みがなされているが、悪化する一方である。山頂周辺はシカの食害も深刻である。
登山道は、大倉より大倉尾根、ヤビツ峠より表尾根、二俣より小丸歩道(通称訓練所尾根)、札掛より長尾尾根、塩水橋より天王寺尾根-丹沢山経由、あるいは鍋割山経由、戸沢出合より政次郎尾根、天神尾根、書策新道(かいさくしんどう)、ユーシンより尊仏の土平(そんぶつのどたいら)を経て登る道などがある。
目次 |
[編集] 不動の清水
塔ノ岳山頂よりユーシンに向かう尾根を高度100m余り下ったところにある。丹沢の尾根筋では数少ない水場の一である。
[編集] 登山施設
[編集] 周辺の山
丹沢主脈
表尾根
鍋割山稜
[編集] 塔ノ岳からの眺望
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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