九州産馬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
九州産馬(きゅうしゅうさんば)とは、九州地方で生産された競走馬のことである。
九州地方は北海道地方に比べて競走馬生産の規模が小さく、生産を奨励する目的で中央競馬(JRA)においては小倉競馬場での2歳戦の一部、地方競馬においては荒尾競馬場、佐賀競馬場の一部競走が九州産馬限定競走として行われている。
目次 |
[編集] 現状
最近では、種付を北海道で道内の種牡馬と行い、その後種付された牝馬を九州に戻し、出産は九州で行うという、いわば持込みの九州産馬が増えてきている。とくに、九州の種牡馬を全く付けることがないテイエム牧場が参入した1999年以降は、九州産馬限定競走で当牧場生産馬が上位を占めることが多く、既存の零細な生産者(馬主を兼ねる場合が多い)や九州の種牡馬に限定競争による賞金の恩恵が行き届かなくなってきている。
[編集] 主な九州産馬限定競走
- ひまわり賞(JRA(小倉競馬場))
- 霧島賞(荒尾競馬場)
- たんぽぽ賞(荒尾競馬場)
[編集] 主な九州産馬
()内は主な勝ち鞍
- ケンセイグッド(日経新春杯)
- ゴールドイーグル(大阪杯、マイラーズカップ)
- コウエイロマン(小倉3歳ステークス)
- テイエムチュラサン(アイビスサマーダッシュ)
- コウエイトライ(小倉サマージャンプ、阪神ジャンプステークス、東京オータムジャンプ)
- ユメノセテコウユー
[編集] 九州で繋養されていた主な種牡馬
- カブトシロー
- ハッピープログレス
- ブラックスキー
- シンウルフ
- マークオブディスティンクション
- ダンツシアトル(一度青森に移動したが、九州に戻ってきた)
- サイレントハンター