京都バス高野営業所
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京都バス 高野営業所(きょうとバス たかのえいぎょうしょ)は、京都市左京区高野竹屋町にある京都バスの主に洛北地域を管轄・運行している営業所である。
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[編集] 沿革
- 1951年12月 本社が高野営業所位置に移転設置される。
- 1997年6月3日 京都市営地下鉄烏丸線延伸にともなう路線再編で、京都市交通局より岩倉・大原地区の路線移管を受ける。
[編集] 現行路線
京都市営バスの岩倉(国際会館駅以北)・大原地区撤退後は、市営バスを代替する系統が運転されている。その関係で岩倉・大原方面への路線では、京都市の各種優待乗車証が使用可能である(これは醍醐地区の京阪バスも同様)。一方雲々畑線・花背線・静市線など元から京都バスが運営する路線では、各種優待乗車証で乗車できないため、市営バス路線が走らない京都産大前以北の地区在住の高齢者などからは不評を買っている。なお、大原方面の一部路線では嵐山営業所の車両で運転する場合がある。
[編集] 比良線
京都市左京区の出町柳駅前から、川端通・国道367号を八瀬・大原を経由して、滋賀県高島市朽木の「朽木学校前」までの路線である。坊村の明王院や朽木学校前から朽木温泉および朽木朝市へアクセス可能である。なお、国道367号を通る京都バスの路線としては唯一滋賀県まで達する路線であり、スルッとKANSAI(鉄道・バス両方を含めて)最北エリアの路線である。また、同区間を走る小出石線や大原線と異なり、一部区間でバイパスや新道などを走行するため道路状況はよく、所要時間もそれら系統に比べれば短めである。
路線内には「途中」バス停(大津市)がある(江若交通の堅田葛川線と共同使用)。同バス停からはJR湖西線堅田駅方面から細川まで走行する江若交通と同じルートを取るようになる。また、終点の朽木学校は高島市内のJR湖西線安曇川駅方面からの同じ江若交通路線バスのターミナルとなっている。
ダイヤは1日2往復であるが、春・夏・秋の土曜休日には出町柳駅→坊村の臨時便が運転される。また、場合によっては続行便が出ることもある。
[編集] 大原線
- 16:四条河原町(←四条京阪←)(→河原町三条→)三条京阪 - 出町柳駅 - 高野車庫 - 高野玉岡町 - 宝ヶ池 - 八瀬 - 大原
- 17:京都駅 - 四条烏丸 - 四条河原町 - 三条京阪 - 川端通 - 出町柳駅 - 高野車庫 - 高野玉岡町 - 宝ヶ池 - 八瀬 - 大原
- 18:京都駅 - 東山七条 - 東山五条 - 東山安井 - 熊野神社 - 百万遍 - 銀閣寺道 - 上終町 - 一乗寺下り松町 - 修学院道 - 宝ヶ池 - 八瀬 - 大原
- 庫:四条河原町→河原町御池→川端二条→出町柳駅→高野車庫(土曜休日1回)
- 庫:高野車庫→一乗寺下り松町→修学院道→宝ヶ池→八瀬→大原(土曜休日1回)
- 庫:高野車庫→高野玉岡町→宝ヶ池→八瀬→寂光院道→大原(シーズン休日1回)
- 2001年12月10日:叡電八瀬駅への乗り入れを廃止する。
- 2002年6月16日:18系統で経路変更を行い、百万遍 - 出町柳駅 - 高野橋東詰 - 宝ヶ池から百万遍 - 銀閣寺道 - 一乗寺下り松町 - 修学院道 - 宝ヶ池に変更する。
当系統において、主要なのは17系統である。16系統はその区間便という位置づけである(三条京阪付近で一部ルートが異なる)。
17系統は京都駅を、16号系統は四条河原町を始点に市内中心部を走り、三条京阪からは川端通・国道367号を走行し、八瀬や大原(三千院・宝泉院・寂光院・来迎院・勝林院・実光院・大原郷土館)を結ぶ路線である。両系統共に多区間系統路線で、高野玉岡町以南は均一運賃区間となっている。
また、18系統は七条通・東大路通・今出川通・白川通・国道367号を経て八瀬・大原まで達する路線である。清水寺・祇園・銀閣寺といった京都東山において観光施設が多く存在する地域を走行する。一部区間変更後、京都市営バスが古くから営業している区間に京都バスが新規参入した路線の一つである。多区間系統路線で、上終町以南は均一運賃区間となっている。
ダイヤは17系統が毎日運転の1時間に3本程度、16系統は朝夕、夜間に、18系統は土曜休日に1本設定されている。なお、17・18系統は京都市営バスとの一部の並行区間においては、停車するバス停の数が少ない。シーズン期には比良線と同じく臨時増発が行われる。
[編集] 小出石線
- 19:国際会館駅 - 花園橋 - 八瀬 - 大原 - 古知谷 - 小出石(公民館前)
- 庫:高野車庫 - 高野玉岡町(←平八前←)(→修学院道→)宝ヶ池 - 花園橋 - 八瀬 - 大原 - 古知谷バイパス(下り)/古知谷(上り) - 小出石(公民館前)
- ここでは、前身となる京都市営バスの62号系統および北6号系統を含めて取り上げる。なお、京都市営バスの場合は市営バスと記述する。
- 1965年3月31日において、市営バス62号系統:五条車庫前 - 烏丸五条 - 烏丸御池 - (御池通) - 河原町二条 - (河原町通) - 市電洛北高校前 - 高野橋東詰 - 修学院駅前 - 花園橋 - 八瀬遊園地 - 大原が運行されていた。
- 1970年4月1日において、市営バス62号系統:四条烏丸市バスセンター - 烏丸御池 - (御池通) - 河原町二条 - (河原町通) - 市電洛北高校前 - 高野橋東詰 - 修学院駅前 - 花園橋 - 八瀬遊園地 - 大原が運行されていた。
- 1981年5月29日:市営バス62号系統が京都市営地下鉄烏丸線京都駅~北大路駅間開業に伴い、区間短縮の上で市営バス北6号系統に改称(北大路バスターミナル - 洛北高校前 - 高野橋東詰 - 修学院駅前 - 花園橋 - 八瀬遊園地 - 大原)
- 1990年1月:京都バスが北大路バスターミナル発着の小出石線を新設する。
- 1997年10月11日:市営バス北6号系統が地下鉄烏丸線国際会館駅延伸に伴い、廃止される。
- 1997年10月12日:19号系統を新設する。
- 2001年12月10日:叡電八瀬駅への乗り入れを廃止する。
- 2002年6月16日:以下の路線を廃止し、19系統と統合する(小出石線全体において北大路バスターミナル~国際会館駅または花園橋間を短縮する)。
- 11系統:北大路バスターミナル - 国際会館駅 - 花園橋 - 八瀬 - 大原
- 12系統:北大路バスターミナル - 国際会館駅 - 花園橋 - 八瀬 - 大原 - 小出石
- 13系統:北大路バスターミナル - 洛北高校前 - 高野車庫前 - 高野玉岡町 - 修学院駅前 - 花園橋 - 大原
- 14系統:北大路バスターミナル - 洛北高校前 - 高野 - 一乗寺地蔵本町 - 一乗寺木ノ本町 - 花園橋 - 大原 - 小出石
- 2007年2月17日:一条山行を廃止する。
本路線は、京都市営地下鉄烏丸線全線開業に合わせて、左京区における国際会館駅以北の路線を京都市営バスからの移管をきっかけに、現在の形に至った。
国際会館駅前から、白川通・国道367号を経て八瀬・大原、更に左京区北西部の集落である古知谷・小出石(公民館前バス停)まで達する路線である。国道367号のバイパスが併走する区間は旧道を経由する便が殆どである。約半分の便は大原折り返しである。また、旧道(古知谷)を経由して小出石(公民館前)まで運行する便の大原 - 小出石(公民館前)は自由乗降区間となっている。
本路線は、慢性的に渋滞の激しい市内中心部を走行していないため、比較的定時性がよい。そのため、市内中心部から京都市営地下鉄烏丸線や叡山電鉄叡山本線から乗り継いで大原方面に行くための最短ルートとなっている。また、大原以遠では積雪があった場合、大原で車両交換を行い、大原~小出石(公民館前)はマイクロバスを使用して運転を行う場合がある。
2007年2月までは一日片道1本だけ大原から国際会館駅を経由して一条山まで運行する便があったが、現在は廃止されている。
[編集] 岩倉線
- 21 四条河原町~三条京阪~(←川端通・河原町通→)~出町柳駅~高野車庫~宝ヶ池~長谷別れ~岩倉実相院
- 23 四条河原町→三条京阪→河原町通→出町柳駅→高野車庫→宝ヶ池→長谷別れ→岩倉実相院
- 41 四条河原町~三条京阪~川端通(下り)/河原町通(上り)~出町柳駅~高野車庫~宝ヶ池~長谷別れ~岩倉中町~岩倉村松
- 43 四条河原町→三条京阪→河原町通→出町柳駅→高野車庫→宝ヶ池→長谷別れ→岩倉中町→岩倉村松
- 2002年6月16日 岩倉線の河原町丸太町~出町柳駅間を川端通経由から河原町通経由に変更する。
岩倉線は大原線に並ぶ重要な路線である。大原線が全時間帯において川端通を通るに対し、岩倉線は四条河原町から河原町今出川まで河原町通を経由する便が主流となっている。(このことは後述のダイヤのところで詳細を説明する。)また、出町柳駅以北では宝ヶ池までは比良線、大原線と同じ経路をとり、宝ヶ池で岩倉方面へと進路を変える。なお、宝ヶ池以北の一部区間では道路が狭隘のため、無線による連絡を取り合い、待避区間の調整を行っている。
ダイヤは、岩倉線については以下のとおりである、岩倉実相院発着と岩倉村松発着が15分ヘッドで交互に運転される。以前は三条京阪前発着ではなく、四条大宮から発着していた時期もあった。なお、この路線は上記に示したとおり、4系統あるが、四条河原町発で運行形態が大きく異なる。すなわち、四条河原町~出町柳駅で川端通を走る21、41系統は四条河原町発の始発から午前10時までしか走らない上、岩倉方面からくる便はない。また、四条河原町~出町柳駅で河原町通を走行する23、43系統は四条河原町発は午前10時以降のみであるが、岩倉方面から来るものはすべてこの運行形態となる。
[編集] 岩倉新線
- 24:国際会館駅 - 長谷別れ - 岩倉実相院
- 国際会館駅 - 岩倉下在地町 - 岩倉実相院
- 26:国際会館駅 - 長谷別れ - 岩倉中町 - 岩倉村松
- 国際会館駅 - 岩倉下在地町 - 岩倉中町 - 岩倉村松
- ここでは、24号系統の前身となった京都市営バス72号系統および北4号系統を含めて取り上げる。なお、市営バス路線の場合は市営バスと記述する。
- 1970年4月1日現在:市営バス72号系統:四条烏丸 - 烏丸御池 - 河原町二条 - 下鴨神社前 - 野々神町 - (狐坂) - 国立京都国際会館前 - 花園町 - 岩倉実相院
- 1973年4月1日現在:市営バス72号系統:四条烏丸市バスセンター - 烏丸御池 - 河原町二条 - 下鴨神社前 - 野々神町 - (狐坂) - 国立京都国際会館前 - 花園町 - 岩倉実相院
- 1981年5月29日:市営バス72号系統を京都市営地下鉄烏丸線京都駅 - 北大路駅間開業に合わせて区間短縮の上、市営バス北4号系統に改称(北大路バスターミナル - 洛北高校前 - 野々神町 - (狐坂) - 国立京都国際会館前 - 花園町 - 岩倉実相院。市営バスで唯一の宝ヶ池トンネルを経由する系統でもあった)。
- 1997年6月:京都市営地下鉄烏丸線国際会館延伸開業に伴い、市営バス北4号系統を廃止、その代替を兼ねて24系統と26系統が新設。
- 2007年2月17日:27、28系統の廃止に伴い、24系統の運転を終日に変更する。
[編集] 岩倉東線
- 29 国際会館駅~岩倉下在地町~長谷別れ~長谷八幡宮~岩倉村松
- 2000年1月20日 29系統を新設する。
[編集] 岩倉新線・岩倉東線について
両路線は比較的新しい系統である。国際会館駅から岩倉方面への路線で、京都市営地下鉄烏丸線全線開業に伴う市営バスの再編に伴い、その代替路線も含めてまずは24号系統および26号系統が新設され、後に29号系統も新設された。なお、24系統や26系統のうち、長谷別れを経由せず岩倉下在地町を経由する便が運行されている(系統番号の区別はなし)。
24系統、26系統は朝夕のみの運行であり、岩倉下在地町経由も朝夕のみである。なお、26系統の運転区間で国際会館駅発の深夜バスが3本運行されており、岩倉駅→岩倉村松が自由降車区間となっている。29系統は、日中1時間に1~2本程度設定されている。
[編集] 幡枝線
- 循環:国際会館駅 - 長代南橋(下り)/岩倉下在地町(上り) - 一条山
- 27:北大路駅 - 洛北高校 - 深泥池 - 長代南橋 - 国際会館駅 - 長谷別れ - 岩倉実相院
- 28:北大路駅 - 府立大正門(下り)/東元町(上り) - 深泥池 - 長代南橋 - 国際会館駅 - 長谷別れ - 岩倉実相院
- 46:北大路駅 - 洛北高校 - 深泥池 - 長代南橋 - 国際会館駅 - 長谷別れ - 岩倉中町 - 岩倉村松
- 45:京都駅 - 四条烏丸 - 北大路駅 - 洛北高校 - 深泥池 - 長代南橋 - 国際会館駅 - 長谷別れ - 岩倉中町 - 岩倉村松
- 2007年2月17日:27、28系統を廃止する。
かつては烏丸通を南北に貫く系統で比較的本数が多かったが、現在は北大路駅以南では大幅に減便されている。かつては叡山電鉄の木野駅前まで運転する便も存在していた。
[編集] 高野岩倉出入庫線
- 庫 高野車庫~修学院駅前~松ヶ崎駅前~宝ヶ池公園前~宝ヶ池通~国際会館駅前(土曜休日ダイヤ適用日のみ運行・上下1本ずつ)
- 庫 高野車庫~修学院駅前~前萩町~博愛会病院前~幡枝~国際会館駅前~上高野~岩倉駅前~岩倉村松(下り3本のみ)
[編集] 雲々畑線
- 庫 高橋~志久呂橋西詰~植物園前~高野車庫
- 37 出町柳駅前~高野橋~北大路駅~北大路堀川~柊野別れ~雲ヶ畑岩屋橋
山間部の柊野~雲ヶ畑岩屋橋は自由乗降区間となっている。
[編集] 花背線
出町柳駅と京都市左京区北端部の集落である広河原地区を結ぶ路線である。出町柳駅前~市原間は#静市線(加茂線)と同じ区間を走る。
[編集] 静市線(加茂線)
- 34 出町柳駅前~高野橋~北大路駅~北大路堀川~柊野別れ~京都産業大学前~市原~静原
- 35 出町柳駅前~高野橋~北大路駅~北大路堀川~柊野別れ~京都産業大学前~市原
- 庫 高野車庫~北大路駅~北大路堀川~柊野別れ~京都産業大学前~市原
静市線、花背線、雲ヶ畑線は京阪鴨東線が開業するまでは、一部の高野車庫入庫便を除き、全て三条京阪前まで運転されていた。
[編集] 西賀茂線
- 庫 高野車庫~洛北高校前~東元町~志久呂橋~高橋~東北部クリーンセンタ~前~市原
[編集] 産大線
- 30 京都産業大学~上賀茂神社~上賀茂橋~北山駅~北大路駅~出雲路橋~出町柳駅 (出町柳駅行き4本のみ、京産大休校日・土曜日運休)
- 39 京都産業大学~上賀茂神社~上賀茂橋~北大路駅~高野橋~出町柳~河原町通~河原町三条~四条河原町 (上り1本のみ、京産大休校日・土曜日運休)
- 急行36 出町柳駅~出雲路橋~北大路駅(上りのみ)~上加茂橋~上賀茂神社~京都産業大学前(京産大休校日運休)
[編集] 産大北山線
- 38 北山駅前~上加茂橋~上賀茂神社~京都産業大学
[編集] 産大国際線
- 40:国際会館駅 - 長代南橋 - 京都精華大学 - 地球研 - 京都産業大学 - 二軒茶屋 - 市原
- 50:国際会館駅 - 長代南橋 - 京都精華大学 - 地球研 - 二軒茶屋 - 市原(朝の国際会館駅行き、夕方の市原行きのみ設定)
- 2005年5月16日:30系統を新設する。
- 2006年6月1日:宝ヶ池シャトルバスを40系統に改める(試験運行から本設へと変更)。
- 2007年2月17日:京都産業大学 - 市原を延伸する。50系統を新設する。
本項目では、上記路線に加えて、京都バスが貸切輸送として行っている上賀茂シャトルバスと二軒茶屋シャトルバスにも触れる。
京都市内北部にある京都産業大学と鉄道駅や市内を結ぶために設置されている路線である。そのため、地下鉄北山駅、京阪出町柳駅、市内中心部四条河原町と多くの行き先が設定されている。
30系統、39系統、急行36系統、38系統、上賀茂シャトルバスのルートは次の通りである。京都産業大学から柊野別れまで行き、そこから加茂川沿いに御薗橋まで進む。ここで38系統と上賀茂シャトルは上賀茂神社のほうへ向かう。一方、そのほかは御薗橋を渡り、加茂街道を南下していく。北山大橋で北山駅を経由して出町柳駅へ行く30系統が分かれる。その後、北大路駅を経由し各方面に分かれる。一方、40系統はもとは宝ヶ池シャトルバスであったものを一般路線化したものである。2004年10月1日から試験運行を開始したもので、経路は大学から二軒茶屋交差点を経て、幡枝葵森線を経由し国際会館駅に至る路線である。2006年3月までの期間限定であったが、その後も設定が続けられ、2006年6月1日に京都バス40系統に変更となった。
運行ダイヤは、京都産業大学のカレンダーにあわせて設定される。授業のある平日はAダイヤ、授業のある土曜日を含むそれ以外の日はBダイヤ、授業のある土曜日はCダイヤの3パターンが用意されており、各系統によって適用されるダイヤが異なる。38系統はAとB、30系統と急行36系統はAとC、39系統はAのみである。
上賀茂シャトルバスと二軒茶屋シャトルバスは、授業に合わせたダイヤが組まれている。なお、上賀茂は2001年4月から京都バスが担当している。また、二軒茶屋は2001年4月から設定が開始された。通常は、平日と土曜に運行されているが、行事がある場合はそのほかの日でも設定がある。
[編集] 白川線
- 55 四条河原町~(←三条京阪、河原町御池→)~川端丸太町~出町柳駅~銀閣寺道~修学院道~北山通~松ヶ崎海尻町(松ヶ崎駅)
- 2005年5月16日 路線を開設する。
高野営業所、嵐山営業所共管の路線である。 2005年5月16日に開設され、京都バスの中でも比較的新しい路線である。京都市営バス5号系統が京都市営地下鉄烏丸線全線開業に伴って減便された後、松ヶ崎海尻町(松ヶ崎駅)を起点に、北山通東側および銀閣寺道~修学院道間における利便性確保の為に四条河原町まで運行されている。
並行する京都市営バスの5号系統は京都駅から市内中心部を走行してくるため遅れが出やすいのに対して、本系統は、渋滞が少ないところを走っているため定時性は良い。しかし、著名な観光地が沿線に少ないこと(銀閣寺、詩仙堂、曼殊院、修学院離宮などしかないこと)、叡山電鉄線や京阪鴨東線、京都市営地下鉄を利用した方が京都市内中心部に速く行く事ができ、また、宣伝不足である感も否めず、利用客は振るっていない。そのため、開業時には1時間に3本であったが、現在では1時間に2本程度に減便されている。
[編集] 貴船線
春分の日から11月30日まで毎日運行される路線で、叡山電鉄の貴船口駅から貴船停留所までを結ぶ路線である。貴船停留所は貴船神社まで徒歩10分、鞍馬寺方面への登山口までは徒歩5分程度である。なお、貴船口駅前~貴船は自由乗降区間となっている。また、道路が狭いため、マイクロバスを利用している。
ダイヤは平日約20分毎、休日15分毎で運行が行われる。なお、11月は臨時ダイヤで運転され、貴船地区でライトアップが11月中旬から11月末に行われているが、その際には臨時便が運行され、20時台まで運行される。
[編集] 大原鞍馬線
- 95 大原~江文峠~静原学校前~(バイパス)~しずはうす前~市原~貴船口~鞍馬
春分の日から11月30日までの日曜・祝日に3往復運行される観光路線である。北山バーディ号という愛称がついている。
この路線は、鉄道やバスで行くと直通ルートがなく所要時間がかかる大原と鞍馬を直接結ぶ事を目的としている。そのため、一部区間では集落がある旧道ではなく、バイバスを経由した運行が行われている。全般に人家がほとんどなく尚且つ峠道(江文峠など)を走行するため、マイクロバスを使用して運行を行っている。
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