仙台市八木山動物公園
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仙台市八木山動物公園(せんだいしやぎやまどうぶつこうえん)は、1965年10月に開園した宮城県仙台市太白区 にある仙台市立の動物園である。向かい側に遊園地の八木山ベニーランドがある。所在地は仙台市太白区八木山本町1-43。
目次 |
[編集] 代表的な飼育動物
- マーロー
- フタコブラクダ
- ニホンザル
[編集] 交通
[編集] 歴史
[編集] 仙台市立動物園
仙台市最初の動物園は同時に東北地方最初の動物園でもあり、仙台市立動物園として、1936年 (昭和11年) 4月1日に開園した。仙台市花壇に設けられ、面積は2万6881m2(2.7ha)あった。
動物のほとんどは東京浅草の花やしきから来た。花やしきは1935年に動物園を廃業する際、すべての動物を仙台市に売ったのである。ゾウ、ライオン、ラクダ、ホッキョクグマ、シカなどがいた。観覧料は大人15銭、子供5銭、軍人10銭であった。1936年の来場者は36万7000人を越え、盛況を見せた。
やがて太平洋戦争がはじまり、敗色濃くなった1944年3月に猛獣が銃殺された。1945年7月の仙台空襲で焼失し、そのまま再建されなかった。
入園者数の推移 | |
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年度 | 入園者数 |
1960 | 102,364 |
1970 | 505,022 |
1980 | 630,918 |
1990 | 581,922 |
2000 | 449,792 |
2004 | 460,683 |
[編集] 子供動物園
1957年(昭和32年)10月25日にに荒巻字三居沢に開園した。手狭だったため1965年(昭和40年)に八木山に移転し、跡地は三居沢交通公園になった。
[編集] 八木山球場
動物園がある八木山は、明治時代まで越路山と呼ばれた地域の一部であったが、八木久兵衛が払い下げを受けて所有し、開発に乗り出した。1925年(大正14年)に完成したのが八木山球場と遊園地である。球場では1934年(昭和9年)11月9日にベーブ・ルースがホームランを打った。八木山動物園は球場の跡地にできたもので、今も動物園の中に彼の銅像がある。
[編集] 外部リンク
- 仙台市八木山動物公園(仙台市建設局)
[編集] 参考文献
カテゴリ: 日本の動物園 | 宮城県の建築物・観光名所 | 仙台市