1935年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
世紀: | 19世紀 - 20世紀 - 21世紀 |
10年紀: | 1910年代 1920年代 1930年代 1940年代 1950年代 |
年: | 1932年 1933年 1934年 1935年 1936年 1937年 1938年 |
|
1935年(せんきゅうひゃくさんじゅうごねん)は、火曜日から始まる平年である。
目次 |
[編集] 他の紀年法
- 干支:乙亥
- 日本(月日は一致)
- 中国・満州(月日は一致)
- 朝鮮(月日は一致)
- 阮朝(ベトナム)
- 保大9年11月26日 - 保大10年12月6日
- モンゴル人民共和国(月日は一致)
- モンゴル人民共和国25年
- チベット
- 第16ラプチュン木の豚の年
- 仏滅紀元:2477年~2478年
- イスラム暦:1353年9月25日~1354年10月5日
- ユダヤ暦:5695年4月26日~5696年4月5日
- 修正ユリウス日(MJD):27803~28167
- リリウス日(LD):128644~129008
※檀紀は、大韓民国で1948年に法的根拠を与えられたが、1962年からは公式な場では使用されていない。
※主体暦は、朝鮮民主主義人民共和国で1997年に制定された。
[編集] できごと
- 2月18日 - 貴族院で陸軍中将・菊池武夫が、美濃部達吉の天皇機関説を、反国体的と糾弾。
- 2月28日 - デュポン社のウォーレス・カロザースが、ポリマー66 (ナイロン) を開発。
- 3月16日 - アドルフ・ヒトラーがヴェルサイユ条約を破棄し、ナチス・ドイツの再軍備を宣言。
- 3月21日 - ペルシアが国号をイランに改称。
- 4月9日 - 美濃部達吉が天皇機関説のため、不敬罪で告発される。「憲法概要」など著書5冊も、出版法違反で発禁になる。
- 5月14日 - フィリピンが独立協定を批准。
- 6月1日 - NHKワールドラジオ日本の前身である「ラジオ東京」が短波による国際ラジオ放送を開始。
- 6月20日 - 富士通の前身である富士通信機製造株式会社が設立される。
- 7月 - フランス人民戦線結成さる。
- 8月1日 - 中国共産党が、内戦を停止し中華ソビエト共和国と共同で抗日民族統一戦線を結成するという内容の「八一宣言(抗日救国のために全国同胞に告ぐる書)」を発表。
- 8月12日 - 永田鉄山暗殺事件発生。
- 9月 - ドイツで純血保護法とドイツ国公民法が制定さる。ユダヤ人への迫害が強化される。
- 9月 - 和辻哲郎「風土 人間学的考察」。
- 9月26日 - 第四艦隊事件が起こる。
- 10月3日 - イタリアがエチオピアへの侵攻を開始する。
- 11月 - 小林秀雄「私小説論」。
- 11月9日 - アメリカ産業別労働組合会議設立 。
- 11月26日 - 日本ペンクラブが発足。初代会長は島崎藤村。
- 12月7日 - TDK(当時:東京電気化学工業)設立。
[編集] 日付不詳
- クロード・レヴィ=ストロースが、セレスタン・ブーグルによって、サンパウロ大学教授に就任。
[編集] 芸術・文化・ファッション
- 1935年の映画
- 1935年の文学
- 1935年のスポーツ
[編集] 出生
[編集] 1月~3月
- 1月1日 - 角野栄子、児童文学者・ノンフィクション作家
- 1月4日 - フロイド・パターソン、元プロボクサー
- 1月8日 - エルヴィス・プレスリー、ロック歌手(+ 1977年)
- 1月10日 - 浜村淳、タレント、映画評論家
- 1月13日 - 阿刀田高、小説家
- 1月13日 - 加藤正二、天文学者
- 1月15日 - ロバート・シルヴァーバーグ、SF作家
- 1月19日 - 柴田翔、独文学者・小説家
- 1月20日 - 北原亞以子、小説家
- 1月20日 - 公文俊平、社会学者・経済学者
- 1月25日 - 市川雄一、元衆議院議員・元公明党書記長
- 1月25日 - ブルース・ラセット、政治学者
- 1月30日 - リチャード・ブローティガン、小説家・詩人(+ 1984年)
- 1月31日 - 大江健三郎、小説家
- 2月22日 - 大藪春彦、小説家(+ 1996年)
- 2月23日 - 新野新、放送作家
- 2月27日 - ミレッラ・フレーニ、ソプラノ歌手
- 2月28日 - 押阪忍、元アナウンサー・キャスター
- 3月17日 - 西脇和美、ヤクザ・西脇組組長
- 3月27日 - 岸洋子、歌手(+ 1992年)
- 3月28日 - 新間寿、元新日本プロレス専務取締役営業本部長、新間事務所代表、元WWF(現・WWE)会長
[編集] 4月~6月
- 4月3日 - 芳村真理、司会者・森林活動家
- 4月8日 - 梶本隆夫、元プロ野球選手(阪急)・元プロ野球監督(阪急)(+2006年)
- 4月9日 - 清川元夢、声優
- 4月16日 - 紀田順一郎、小説家・評論家
- 4月17日 - 畑正憲、小説家・生物学者・ムツゴロウ王国国王
- 4月18日 - 蓬茨霊運、天文学者(+ 1999年)
- 4月19日 - 久世光彦、演出家・小説家・実業家・テレビプロデューサー(+ 2006年)
- 4月20日 - 中江真司、声優
- 4月23日 - 園山俊二、漫画家(+ 1993年)
- 4月29日 - 仰木彬、元プロ野球選手(西鉄)・元プロ野球監督(近鉄・オリックス)(+ 2005年)
- 5月2日 - ルイス・スアレス、元サッカー選手
- 5月10日 - 円谷皐、3代目円谷プロ社長・演出家(+ 1995年)
- 5月15日 - 美輪明宏、歌手・俳優
- 5月29日 - 岡田眞澄、俳優・タレント(+ 2006年)
- 6月1日 - ノーマン・フォスター、建築家
- 6月5日 - 古川雅章、ヤクザ・古川組組長
- 6月10日 - ジェームス三木、脚本家
- 6月10日 - 志賀貢、医師・小説家
- 6月21日 - フランソワーズ・サガン、小説家(+ 2004年)
- 6月23日 - 筑紫哲也、ジャーナリスト・ニュースキャスター、自由の森大学学長
- 6月29日 - 野村克也、元プロ野球選手(南海・ロッテ・西武)、プロ野球監督(南海・ヤクルト・阪神・現楽天)
[編集] 7月~9月
- 7月3日 - 皆川睦雄、元プロ野球選手(南海)(+ 2005年)
- 7月6日 - ダライ・ラマ14世、宗教家・チベット仏教最高指導者・チベット亡命政府元首
- 7月13日 - 堺屋太一、元通産省官僚・小説家・元経済企画庁長官
- 7月17日 - 矢追純一、元日本テレビディレクター・プロデューサー・イオンド大学教授
- 7月20日 - 西尾幹二、評論家・独文学者
- 8月1日 - 田中信夫、声優
- 8月2日 - 英五郎、ヤクザ・英組組長
- 8月9日 - 吉行和子、女優
- 8月13日 - 関淳一、17代目大阪市市長
- 8月19日 - 八名信夫、俳優・元プロ野球選手
- 8月24日 - 羽田孜、第80代内閣総理大臣
- 8月25日 - 田宮二郎、俳優(+ 1978年)
- 9月1日 - 小澤征爾、指揮者
- 9月11日 - アルヴォ・ペルト、作曲家
- 9月14日 - 赤塚不二夫、漫画家
- 9月17日 - 杉浦忠、元プロ野球選手(南海)・元プロ野球監督(南海・ダイエー)(+ 2001年)
[編集] 10月~12月
- 10月2日 - 小原乃梨子、声優
- 10月2日 - オマール・シボリ、サッカー選手
- 10月10日 - 倉橋由美子、小説家(+ 2005年)
- 10月12日 - ルチアーノ・パヴァロッティ、テノール歌手
- 10月15日 - 蜷川幸雄、演出家・映画監督
- 10月29日 - 高畑勲、アニメ映画監督
- 10月30日 - マイケル・ウィナー、映画監督
- 10月31日 - 浜木綿子、女優
- 11月1日 - エドワード・サイード、文学研究者・文芸批評家・思想家(+ 2003年)
- 11月8日 - アラン・ドロン、俳優
- 11月15日 - 肝付兼太、声優
- 11月28日 - 常陸宮正仁、日本の皇族
- 12月1日 - ウディ・アレン、映画監督・俳優・コメディアン
- 12月5日 - 土橋正幸、元プロ野球選手(東映)・元プロ野球監督(日拓・ヤクルト・日本ハム)
- 12月10日 - 寺山修司、劇作家・詩人(+ 1983年)
- 12月20日 - 関口房朗、起業家、競走馬馬主
[編集] 死去
- 1月13日 - ハインリヒ・シェンカー、音楽学者(* 1868年)
- 2月1日 - 中村鴈治郎 (初代)、歌舞伎役者(* 1860年)
- 2月3日 - ヒューゴー・ユンカース、ユンカース社創設者(* 1859年)
- 2月12日 - オーギュスト・エスコフィエ、シェフ・フランス料理の祖(* 1846年)
- 2月28日 - 坪内逍遥、小説家・評論家・翻訳家・劇作家(* 1859年)
- 3月4日 - 久邇邦久、日本の華族・陸軍軍人(* 1902年)
- 3月8日 - 忠犬ハチ公、忠犬として知られる秋田犬(* 1923年)
- 3月20日 - 速水御舟、日本画家(* 1894年)
- 3月26日 - 与謝野鉄幹、歌人(* 1873年)
- 5月15日 - カジミール・マレーヴィチ、画家(* 1878年)
- 5月17日 - ポール・デュカス、作曲家(* 1865年)
- 5月19日 - トーマス・エドワード・ロレンス、「アラビアのロレンス」の異名で知られる英国軍人・考古学者(* 1888年)
- 5月21日 - ジェーン・アダムズ、ソーシャルワークの先駆者(* 1860年)
- 5月29日 - ヨゼフ・スーク、作曲家(* 1874年)
- 6月24日 - カルロス・ガルデル、タンゴ歌手・俳優(* 1890年)
- 7月3日 - アンドレ・シトロエン、実業家・シトロエン社創業者(* 1878年)
- 7月11日 - アルフレッド・ドレフュス、ドレフュス事件で知られる軍人(* 1859年)
- 7月17日 - 聶耳、作曲家(* 1912年)
- 9月14日 - 富井政章、法学者(* 1858年)
- 10月23日 - ダッチ・シュルツ、ギャング(* 1902年)
- 10月24日 - アンリ・ピレンヌ、歴史家(* 1862年)
- 10月26日 - 關一、7代目大阪市市長・關淳一現大阪市長の祖父(* 1873年)
- 10月29日 - 浜尾四郎、推理作家(* 1896年)
- 11月21日 - アグネス・ポッケルス、化学者(* 1862年)
- 12月24日 - アルバン・ベルク、作曲家(* 1885年)
- 12月25日 - フランソワ・グリニャール、化学者(* 1871年)
- 12月31日 - 寺田寅彦、物理学者(* 1878年)
[編集] ノーベル賞
- 物理学賞 - ジェームス・チャドウィック
- 化学賞 - フレデリック・ジョリオ=キュリー、イレーヌ・ジョリオ=キュリー
- 生理学・医学賞 - ハンス・シュペーマン
- 文学賞 - 該当者なし
- 平和賞 - カール・フォン・オシエツキー