入滅
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基本教義 |
縁起、四諦、八正道 |
三法印、四法印 |
諸行無常、諸法無我 |
涅槃寂静、一切皆苦 |
人物 |
釈迦、十大弟子、龍樹 |
如来・菩薩 |
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部派・宗派 |
原始仏教、上座部、大乗 |
地域別仏教 |
インドの仏教、日本の仏教 |
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経典 |
聖地 |
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入滅(にゅうめつ)の「滅」とは、滅度(めつど)・寂滅(じゃくめつ)ともいい、サンスクリット語の「nirvaaNa」(निर्वाण)であり、煩悩の炎が吹き消えた状態、宗教的解放を意味する解脱のことである。「涅槃」「泥洹(ないおん)」などとも音写される。また、老荘思想の重要概念語「無為」と訳されることもある。よって「入滅」とは、そのような境地に入ることをいう。
ただし、完全な解脱は肉体の完全な消滅、つまり「死」によって完結するから、「入滅」とは、宗教的に目覚めた人が死ぬことをも意味する。
一般に仏の死去は入滅といい、高僧の死去は遷化というが、特に宗祖の遷化を入滅と表現することもある。
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