初音島
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初音島(はつねじま)は、ゲーム及びアニメ『D.C. ~ダ・カーポ~』シリーズの主な舞台となる架空の島。D.C.中国語版のタイトルにもなっている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 概要
瀬戸内海のどこかにある島で、おそらく尾道付近がモデルだといわれている。また、香川県に属し、岡山県との境界近くにあるという説や笠戸島(形状が酷似している)がモデルだとする説、兵庫県の淡路島が位置的にモデルとする説、愛媛県今治市の大三島という説、果ては宇和島市の南西1000kmの海上にある絶海の孤島であるとする説(ただし、この説が正しいとする場合、島の北部の橋が長さ的に矛盾し結果的に破綻する)などもある。
気候は温暖。なぜか一年中桜の花が咲き乱れ、観光の目玉となっている。
願いが叶う枯れない桜の木がある、という噂があるらしい。
[編集] 地誌
- 自治体名は「初音市」。
- 北部地域には産業廃棄物処理場がある。フェリー航路がある港もここにあると思われる。
- 北中部地域には風見下商店街とスーパーマーケット、中部地域には学校と住宅街がある。
- また中部地域は少し起伏があり、道が少し入り組んでいるのが特徴。
- 南部地域には住宅街と深い森があり、陸地に繋がる大きな吊り橋が架けられている。
- 湾岸地区は比較的人口が集中していて、その反対側が森に覆われている。
- 東部には大型病院の水越総合病院がある。
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- 島内の交通では、通勤・通学に路線バスが運行している。また島外へと向かう長距離バスもある。
- 陸地側との交通は、橋を介したバスとフェリーとで賄われている。
- 少数ながらタクシーも営業している。
[編集] 産業
一般的な日本の離島にありがちな公共事業依存の産業構造とはなっていない。 重工業が発達しており、離島にしては所得水準は高いが、最大の産業は観光業であり、1995年から桜が枯れなくなり、一年中枯れない桜は島の名物ともなっていた。しかし2002年4月末頃にこの桜が突然に散り始め、以後観光客の入込数は低迷している。2045年頃から再び桜が枯れなくなっていたが、2056年1月26日頃から再び散り始めた。
[編集] 風見学園
- 島中部にある私立学園(中高一貫、中等部は付属校扱い)。開校は1995年、その60年後の2055年にも存在する。校舎は本校校舎棟・付属校舎棟・特別校舎棟からなり、各校舎は円形の通路で結ばれている。基本的な作りは開校から60年後も変わっていない。体育館も存在し、校舎の屋上は常に開放されている。
- 食堂のメニューは一般的なものだが、イベント時の特別メニューや、食券販売機には名称が記載されていない謎のメニュー(地獄丼・大人のオムライス等)が存在する。
- 2002年の時点での理事長は工藤叶の祖母。2055年には理事会も存在、芳乃さくらが学園長を務めている。
- 毎年クリスマスと卒業式の際に学生達による盛大な祭りが開催される(前者は略してクリパ、後者は略して卒パ)。イベントの際は、生徒が危険な行為を行わないように、生徒会・風紀委員・中央委員会によって安全対策が実施されている。2002年時点では、風紀委員には朝倉音夢、天枷美春が所属、中央委員会には白河ことりが所属し、2055年時点では、朝倉音姫が生徒会長を務めている。
- クラブ活動も盛んに行われている。珍奇な部や非公式の部もある。その最たる例が、「非公式新聞部」で、2002年、2055年の両時点で、杉並という同姓の男子学生が在籍するが、両者の関係は不明。2002年時点では、定期試験前に試験問題を張り出したりと過激な活動が目立ったが、2055年ではそういった活動は報告されていない(ただし2055年のクリパにおいて杉並の仲間らしき集団が何か行動を起こそうとしている事があるが、非公式新聞部との関連は不明)。なお、学園の図書館には非公式新聞部のバックナンバーが60年分ストックしてあるという。
- 学園七不思議が開校5年後の時点で存在するが、怪談とはほど遠い内容である。2055年時点で学園七不思議は大分入れ替わっている。2000年の時点での怪談は「ピクニックの神様」「夏への扉」「木琴の怪」「バナナの恐怖」など。
- 制服は、男子生徒は付属から本校を通して学ラン。女子生徒は付属校ではセーラー服タイプ、本校ではワンピースタイプとなっている。
[編集] 朝倉家・芳乃家
島中部からやや東側にあり、風見学園から歩いて15分ほどの距離にある。なお朝倉家と芳乃家の家屋は両方とも芳乃家所有のものであり、朝倉家は借用している形である。
朝倉純一・音夢兄妹の住む(両親は海外へ赴任中)朝倉家は2階建て住宅で、1階に居間と台所、洗面所があり、2階は純一と音夢の部屋がある。部屋ほぼ全て洋室となっている。純一の部屋の窓の鍵は壊れており、そこからさくらが桜を伝って部屋に侵入してくる。2055年では、音姫がこの部屋を使用しており、内装もカラフルになっている。
芳乃さくらが1人暮らしをしている芳乃家は木造平屋の一戸建てで、瓦葺きの屋根、土壁となっており、朝倉家よりかなり古い作りとなっている。部屋は全て和室であり、縁側がある。敷地は生け垣と木製の塀で囲まれており、庭には桜が数本植えられている。
2055年の時点でこの両家は朝倉家の方は多少の改築をしているが、ほとんど2002年のままである。芳乃家の方は新築されたようで、木造2階建ての住宅となっており、1階はほとんど和室で、台所も1階にある。2階部分は洋室(義之の部屋も二階にある)となっている。門も新たに設置されている。芳乃家の在住者は家主の芳乃さくら、桜内義之の二人。朝倉家の在住者は朝倉純一、その孫娘の朝倉音姫・由夢姉妹の三人。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: D.C. ~ダ・カーポ~ | 架空の島