南九州大学
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南九州大学
大学設置/創立 | 1967年 |
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学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人南九州学園 |
本部所在地 | 宮崎県宮崎市霧島5-1-2 |
キャンパス | 宮崎キャンパス - 宮崎市 高鍋キャンパス - 児湯郡高鍋町 |
学部 | 健康栄養学部 園芸学部 環境造園学部 |
研究科 | 園芸学・食品科学研究科 |
ウェブサイト | 南九州大学公式サイト |
南九州大学(みなみきゅうしゅうだいがく、英称:MINAMI KYUSHU UNIVERSITY)は、宮崎県宮崎市霧島5-1-2に本部を置く日本の私立大学である。1967年に設置された。大学の略称は南九大(なんきゅうだい)。 県内最古の私立大学であり、高鍋町にある高鍋キャンパスに園芸学部と環境造園学部、宮崎市霧島にある宮崎キャンパスに健康栄養学部をおく。豊かな自然と温和な気候に恵まれた南九州の環境のなかで、創造性に富み、人間性と社会性豊かな人間を育成するとともに、食・緑・環境に関する基礎的、応用的研究をすすめ、専門分野において社会に貢献寄与できる人材を育成することを目指す。高鍋キャンパスでは学生の約80%が県外出身者であり、地方にありながら北海道から沖縄までの学生が集う大学となっている。
目次 |
[編集] 沿革
- 1962年 学校法人を創設
- 1965年 学校法人南九州学園に改称
- 1967年 園芸学部園芸学科、造園学科の1学部2学科にて開学(高鍋キャンパス)
- 1976年 園芸学部に農業経済学科増設
- 1986年 園芸学部に食品工学科増設
- 1999年 大学院園芸学・食品科学研究科開設
- 2002年 環境造園学部を設置、造園学科と地域環境学科(農業経済学科を改組)の2学科編成。園芸学部(園芸学科、食品工学科)と2学部体制となる。
- 2003年 健康栄養学部を宮崎市霧島町の宮崎キャンパスに設置、管理栄養学科(新設)と食品健康学科(食品工学科を改組)の2学科編成。
- 2006年8月 理事会で高鍋キャンパスを都城市へ移転することが決議された。移転と同時に新学部も設立予定。
- 2007年 創立40周年
[編集] 学部・学科・大学院
- 園芸学部
- 園芸学科
- 総合園芸学コース
- 果樹・蔬菜園芸学コース
- 花卉園芸学コース
- 環境保全園芸学コース
- 園芸学科
- 環境造園学部
- 造園学科
- 造園学コース
- 緑地工学コース
- 地域環境学科
- 造園学科
- 健康栄養学部
- 管理栄養学科
- 食品健康学科
- 大学院
- 園芸学・食品科学研究科
- 園芸学専攻
- 園芸生産科学分野
- 園芸資源科学分野
- 農業経済学分野
- 環境保全分野
- 造園学分野
- 食品科学専攻
- 食品微生物分野
- 食品化学分野
- 食品生化学分野
- 園芸学専攻
- 園芸学・食品科学研究科
[編集] 附属施設
- 附属宮崎図書館
- 附属高鍋図書館
- 園芸学部附属農場
- 環境造園学部附属実習場(造園分野)
- 環境造園学部附属実習場(地域環境分野)
[編集] 併設校
- 南九州短期大学
- 国際教養学科
[編集] 南九州大学の著名な出身者
- ユースケ・サンタマリア - タレント・俳優・ミュージシャン(中退)
- 松崎博彦 - ミュージシャン - Band SAM
- 金井良一 - 造園家 TVチャンピオンガーデニング王4連覇、大改造!!劇的ビフォーアフターの匠として活躍
- 澤野多加史 - 英国で華道家・園芸デザイナーとして有名
- 松浦玄於 - 作家 - 主な著書 『ユーモアと不条理』
- 川上ちはる - 作家 - 主な著書 『沖縄旅行記』
- 高栁良三 - 作家 - 主な著書 『お米ものがたり』
- 村上カオル - 作家 - 主な著書 『水たまりの青空 私に降ってきた青空のカケラ』
- 川信修治 - 南九州大学園芸学部助教授
- 徳原隆 - 南九州大学環境造園学部助教授
- 廣瀬大介 - 南九州大学環境造園学部助教授
- 岡田芳明 - 中国広東省華南農業大学・中山大学客員教授
- 波津久義勝 - 元福岡県立嘉穂中央・福岡農業高等学校長
- 加藤研悟 - 宮崎県立都城農業高等学校長
- 儀武剛 - 沖縄県金武町長
- 中川貢 - 高知県宿毛市議会議員
- 福岡平八郎 - 鹿児島県徳之島町議会議員
- 住田克幸 - 鹿児島県徳之島町議会議員
- 澁谷亨 - 青森県ひろさき環境パートナーシップ21事務局長
- 宮川央輝 - ランドスケーププロジェクト代表
[編集] 南九州大学に関連する人物
- 永井幹生 - 元学長、永井文庫は古美術鑑定家で元南九州大学長の永井幹生の永年に亘る収集品を総合して名付けたもので、総収蔵品は2万5千点。これらを展示・解説している施設が、骨董の舘(綾町)
- 六條有康 - 南九州学園理事 / 元南九州短期大学学長 - 東大卒、今上天皇従兄弟 / 日本文化振興会 名誉総裁 / 米国財団法人 国際学士院 名誉総裁 / (財)世界平和文化連合 名誉総裁 / 世界婦人平和促進財団 名誉総裁
[編集] ロケ地として使用したドラマ
[編集] 南九州大学の研究成果
- 『キノコ及び酵母細胞壁成分の食品機能性。キノコ及び酵母細胞壁成分β-1.3グルカン及びキチンオリゴ糖の抗ガン性、免疫細胞活性、アトピー改善などを含む生活習慣病予防などに関する研究』
かいつまんで言えば、キノコやカニ・エビの甲羅などから独自に抽出した機能性オリゴ糖を、人々の健康に役立てようというものだ。「どうしてキノコかといえば、南九州大学のある宮崎は、椎茸をはじめとするキノコの産地である。そんな“地産地消”の発想から研究を進めたところ、キノコ・酵母の分解酵素。つまりキノコオリゴ糖が抗ガンやコレステロールの低下に強力に作用することがわかってきた」と小川教授は語る。このキノコ・酵母の分解酵素については、現在、特許申請中ということだ。また、各種食品メーカーなどからの問い合わせも殺到中で、近いうちに実用化される予定であるという。「すでに酵素メーカーや醸造メーカーとのタイアップも計画されているし、化粧品への応用にも期待されている」
- 『宮崎県日向灘から採取した【日向灘黒潮酵母】を使用した焼酎』
【日向灘黒潮酵母】は、黒潮流れる宮崎県日向灘から採取することに成功した数多くの酵母の中から選び抜かれた、焼酎造りに最も適した酵母。雲海酒造研究開発部門と焼酎博士の小川喜八郎(南九州大学教授、宮崎大学名誉教授)との共同研究によりこの酵母を発見し、醸造に適した酵母であることが確認された。
- 『紫イモの紅酢』
この研究を進めているのは南九州大学のポリフェノール系アントシアニン色素の構造、活性などの研究が専門の寺原典彦教授。 栄養価にも富み、抗酸化力を持つ、ビタミンCは加熱しても70%が残り、ビタミンEも含まれ、 ミネラルではカリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、鉄、銅、亜鉛も多い甘藷は、 栄養偏向がちの現代人は大いに見直したい食材といえます。 「紅酢を毎日のみ続けることにより肝機能疾患の予防やその他の生活習慣病の予防につながると期待されている」
[編集] 外部リンク
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