南山中学校・高等学校男子部
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南山中学校・高等学校男子部(なんざんちゅうがっこう・こうとうがっこうだんしぶ)は、学校法人南山学園が運営する、愛知県名古屋市昭和区に所在する中高一貫の私立男子校。
英語教育に力を入れている事で有名。
目次 |
[編集] 沿革
[編集] 教育方針/特徴
[編集] モットー
『Hominis Dignitati/人間の尊厳のために』
[編集] 校訓
『高い人格 広い教養 強い責任感』
[編集] 建学の精神
『地の塩、世の光たれ』
[編集] キリスト教精神による教育
「人間は神から与えられたかけがえのない価値を持っている」というキリスト教的世界観を教育の基本としている。授業では、中学では「宗教(*)」、高校では「キリスト教倫理(哲学)」を学ぶ。 ただし、南山への入学時にキリスト教への改宗が求められることはまったくない。むしろ自家の宗教を尊重するよう指導される。実際に、仏教の僧侶の子弟なども入学している。
(*)公立学校の道徳に相当する。この授業で学ぶのはキリスト教のことだけでなく、仏教やイスラム教など、世界の主要宗教についての最低限の知識を学ぶことから始まる。「各宗教から良いところを採り入れ、自分がより良い人間になれるよう努力する」ことを目的として設けられている。
[編集] 英語教育/国際的視野の育成
南山中学校では中学2年生と3年生の時に外国人教員による英会話の授業がある。授業中には外国人教員による外国の文化の解説などもあり、南山生の国際的視野の育成にも役立っている。教科書はPROGRESS IN ENGLISH 21(中高一貫校での使用を前提に作られた、国内有数のハイレベルの教科書)を使用。
[編集] 卒業生
南山高校中学男子部では、卒業生の知名度を使用して生徒募集をしない方針を採っている。そのため、他校に比べ、どんな卒業生がいるのかあまり知られていない。しかし現実は日本を代表する大企業の社長を何人か輩出している。メディアにしばしば登場している卒業生もいる。
[編集] 制服
『夏服がダサい』『地下鉄の職員に間違えられる』という生徒たちの訴えに対し、生徒会は長年にわたって制服自由化を求める運動を続けてきた。生徒会と教職員との話し合いの結果『華美な服装を避け学生らしい清潔感のある服装を心がけること』を条件に1995年秋、『個性を育むため』との理由から冬服も含め自由化に踏み切った。 なお従来の詰襟制服は標準服として残され、式典などでは標準服を着用することが義務付けられているが、ほとんどの生徒は標準服を用意していないため、ブレザーなど式典にふさわしい服装であればよいとされている。そのため高等学校の卒業式では多くの生徒がスーツ姿で参列する。
[編集] メディア
「我が子を有名中学に入れる法」(PHP新書)で、南山男子部を「ローリスクハイリターン」、「見えない学力を育ててくれる学校」と評価している。
[編集] 教員
南山中学校と高校は事実上一つのため、中学3年生を担当していた教員が次年度も引き続き高校1年生の担当として同一学年を受け持つ場合や、高校2年生を担当していた教員が次年度は中学3年生を担当しているといった具合に教員も中学・高校の壁を取り払って異動される。また担任の裁量により、高校生の携帯持ち込み申請の許可/不許可が決められる。
[編集] 校長・副校長
2005年、深堀進神父が第14代校長に就いている。 なお男子部・女子部は法規上一つの学校であるため、校長は両校あわせて一人だけ設置される。生徒の間に現れることが極端に少ないため、男子部・女子部双方の生徒が互いの校舎に常駐しているのだろうと思いこんでいる。かつては女子部に校長が常駐していることが多かったが、現在では男子部の校長室で校務に就いていることが多い。
なお、校長不在の為に副校長を設置している(男子部・女子部共に)。 しかし副校長不在も少なくないためその場合は教頭が校長を代行する。
[編集] 施設
南山中学校・高等学校は男子部・女子部と分かれているが、校舎も1ブロック離れたところ(男子部は男子部施設だけで1ブロック占有)にあり、生徒の公式の交流はほとんどない。
[編集] 南山中・高等学校男子部校舎
愛知県名古屋市昭和区五軒家町6番地に所在する鉄骨コンクリート4階建ての校舎。屋上には大型望遠鏡が据え付けられた本格的な天文台がある。2005年の夏期休暇時に耐震補強工事を実施した。適宜増改築していったため、はじめてきた者にはまるで迷路のようで、入学試験や文化祭の際には大混乱が起きることもしばしばである。また、中学生日記のロケにも一度ならず使用された。
[編集] 中庭(ちゅうてい)
各種集会や講堂着席のための整列の他体育の授業でも使われる。昼休み中は生徒で賑わう。地面はコンクリートで、テニス用のコートが4面描かれている(ハードコート)。放課後は硬式・軟式テニス部が使用する。春・夏・冬休み中は午前中は硬式が、午後は軟式が使用する。
[編集] グラウンド
男子部の校舎と道を挟んだ向かい側に位置する。非常に広大なグラウンドで、主に陸上競技部、野球部、ラグビー部、サッカー部、アメフト部が共同使用している。女子部と共有。
[編集] 講堂
男子部の敷地内に所在する。約1200人収容の大講堂では始業・終業式はもちろん、文化祭や創立記念の講演、合唱コンクールなどにも使用される。かつては、ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサ女史も登壇した。 講演を聴講するのに最も適した座席配列になっている。
[編集] プール
50m×7レーンの競技用プール。男子部の敷地に所在する。夏期(夏休み前まで)には水泳の授業があるが、通常50メートルのプールを25メートル地点で分け、2クラスが同時に授業を受けられる。夏期には各種大会に貸し出されることが多々ある。
[編集] ライネルス記念館(旧校舎)
1963年完成。一時期南山短期大学が使用していた時期もあるが、「隣接する坂道を登るトラックの音がうるさい」との理由で男子部に返還された。その後男子部は新校舎(現校舎)が完成してそちらに移転したが名古屋市に文化財に指定されたので取り壊さず、現在は育友会(PTA)が事務所として使用。
[編集] 体育館
プールと同時に作られた。教室で授業中のクラスには音を漏らさないよう配慮されており、バスケットボール用フロアや卓球場、柔道場はもちろん、音楽室やトレーニングルーム、シャワー室や洗濯機など騒音の発生源やうるさい音を伴う授業は全てこの建物で行われる。地下一階地上二階建て。
[編集] アーノルドテニスコート
昔、小神学校があった空き地に作った3面のオムニコート。通称、アーノルドコート。南山学園の母体であるカトリック神言修道会(通称:神言会(しんげんかい))創設者アーノルド・ヤンセン神父の功績を称えて名付けられた。女子部の新校舎建設中は女子部と共用で、建設完了後は男子部占有の予定であったが、建設完了後の今も授業や部活などで女子部も度々使用している。
[編集] オムニコート(固有の名称無し、通称:丸紅コート)
昔、南山が保有するコートだったが、丸紅に売却、2005年度に買い戻した。丸紅に売却後は丸紅と共同使用の形を採った。オムニコート2面。基本的に中1~3年生のどれか2学年が使用。南山が買い戻したのは、南山小学校校舎を建設するためである。
[編集] 姉妹校
長崎南山中学校・高等学校 形式上姉妹校だが、距離のためか生徒の交流は全く無い。ただし、神言会から派遣されてくる神父の人事異動は行われる。
[編集] 出身者
[編集] アクセス
名古屋市営地下鉄いりなか駅2番(1番でも可)出口より徒歩5分
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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