厳斗一
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厳斗一(オム・ドゥイル、1971年6月12日 - )は、在日コリアンのテコンドー選手。京都府生まれ。東京都足立区在住。
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[編集] プロフィール
1990年代に活躍したITFテコンドーの代表選手の1人。日本国際テコンドー協会理事。テコンドー師範。4段。身長175cm、体重65kg。 テコンドー師範では珍しく、サラリーマンの経験がある。退社後は、テコンドーの師範として後進育成に活躍。
[編集] 主な戦績
- 1988年4月 第6回世界テコンドー選手権大会(ハンガリー・ブタペスト)において、17歳で日本代表として選抜。金メダル獲得。
- 1990年4月 第1回全日本大会ライト級準優勝
- 1990年8月 第7回世界テコンドー選手権大会(カナダ・モントリオール)日本代表。
- 1991年4月 第2回全日本大会ヘビー級優勝
- 1991年9月 第8回世界テコンドー選手権大会(北朝鮮・平壌)日本代表。銀メダル獲得。
- 1992年4月 第3回全日本大会ライト級準優勝
- 1993年4月 第4回全日本大会ライト級優勝
- 1994年4月 第5回全日本大会ミドル級準優勝
- 2001年6月 第12回全日本大会ライト級優勝
- 2002年6月 第13回全日本大会ライト級優勝 MVP獲得
[編集] 歴史
1982年、ITFテコンドーが日本で誕生した当時の一期生。速水勇、黄秀一(ファン・スイル)とともに、テコンドー三羽烏として活躍。小学校から高校まで朝鮮学校に通いながらテコンドーの習得に励む。朝鮮高校時代にハンガリーで行われた第6回世界テコンドー選手権大会にて、金メダルを獲得。その後は大学進学を志し、大学入学検定試験を経て、青山学院大学経営学部入学。同大学卒業後は、世界4大会計事務所の一つであるKPMGへ入社し、テコンドー界から距離を置くことに。同社退社後、テコンドー界への復帰を果たし、2001年・2002年と全日本テコンドー選手権大会で2連覇を果たす。2002年にはMVPを獲得。
現役を退いた現在は、テコンドー・オムスクールの代表として、東京都足立区、千葉県柏市、千葉市等で、後進の指導に励む。
[編集] テコンドー・オムスクール所属選手の国際試合戦績
- 2006年11月 第3回アジアテコンドー選手権大会(インド・ニューデリー)
- 赤木美千子 個人組手 女子-45kg 優勝
- 赤木美千子 団体組手 JAPAN女子 第3位
- 赤木美千子 団体型 JAPAN女子 第3位
- 野本大輔 個人組手 男子-64kg 第3位
- 寺島亮介 個人組手 男子-85kg 第3位
- 2006年7月 第2回世界ベテランテコンドー選手権大会(ブルガリア・ソフィア)
- 椿順子 個人組手 女子-54kg 優勝
- 椿順子 個人型 女子1段の部 優勝
- 2005年7月 第14回世界テコンドー選手権大会(オーストラリア・サンシャインコースト)
- 椿順子 団体組手 JAPAN女子 第3位
- 椿順子 団体型 JAPAN女子 第3位
- 赤木美千子 団体組手 JAPAN女子 第3位
[編集] 外部リンク
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