古河電気工業サッカー部
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古河電気工業サッカー部(ふるかわでんきこうぎょうさっかーぶ)は古河電気工業のサッカー部。創部は1946年。呼称は「古河」。
1965年から始まった日本サッカーリーグに開幕時から参加していおり、その後1991年に日本サッカーリーグの幕が下ろされるまで、27シーズンに渡って下部リーグに降格しなかった唯一のチームである。1991年にJR東日本と合弁で、クラブチーム・東日本JR古河サッカークラブと名称を変更。Jリーグジェフユナイテッド市原・千葉の前身。
長沼健らが在籍したため日本サッカー協会、日本サッカーリーグの意思決定に非常に強い影響力をもち続け、三菱(現浦和レッズ)、日立(現柏レイソル)と併せて丸の内御三家と呼ばれていた。
なお現在「古河電工」を名乗るチームは関東社会人リーグ(千葉事業所サッカー部)、並びに三重県リーグ1部(三重事業所サッカー部)に在籍している。
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[編集] 略歴と主なタイトル
- 1946年 創部
- 1960年 実業団チームとして初めて天皇杯を制覇。日本サッカー界は名実ともに実業団中心へ。
- 1965年 第1回日本サッカーリーグに参加
- 1987年 アジアクラブ選手権を制覇し日本のチームとしては初めてのアジアタイトル獲得
- 1991年 東日本JR古河サッカークラブに名称変更
[編集] 天皇杯全日本サッカー選手権大会
[編集] 日本サッカーリーグ
- 1976年、1985年
[編集] JSLカップ
[編集] アジアクラブ選手権
- 1986年/87年
[編集] 歴代監督
- 白柳景吉 1946-1954
- 西村章一 1955-1957
- 長沼健 1958-1961
- 平木隆三 1962-1965
- 内野正雄 1966
- 八重樫茂生 1967
- 桜井頼己 1968-1969
- 小川宏邦 1970-1971
- 川淵三郎 1972-1975
- 鎌田光夫 1976-1978
- 内野正雄 1979-1983
- 清雲栄純 1984-1990
- 川本治 1990-1992
[編集] 古河電気工業サッカー部に所属した主な選手
- 長沼健
- 平木隆三
- 八重樫茂生
- 宮本征勝
- 川淵三郎
- 木之本興三
- 嶋谷征四郎
- 永井良和
- 清雲栄純
- 岡田武史
- 奥寺康彦
- 桑原隆
- 田嶋幸三
- 高橋武夫
- 前田秀樹
- 宮内聡
- 越後和男
- 金子久
- 吉田弘
- 松山吉之
- 下川健一
- 早稲田一男
- 吉水法生
他にプレーヤーの経験は無いが、サッカー部の運営委員を務めた小倉純二がいる。