名越二荒之助
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名越 二荒之助(なごし ふたらのすけ、1923年 - )は、高千穂商科大学元教授(1997年退職)である。
岡山県出身。旧制・山口高等商業学校(現山口大学経済学部)卒業後、陸軍に入隊。新京陸軍経理学校を経てソ連侵攻時には新京を脱出し朝鮮半島北部へ転進中、終戦、抑留される(終戦時は軍曹)。北朝鮮、モスクワ、ハバロフスク等で5年を過す。復員後は、岡山県で県立高校の社会科担当教諭・教頭を歴任。小田村寅二郎が設立した国民文化研究会に初期の頃から関わり1956年以降青年夏合宿の講師を務める。1967年には小田村の依頼を受け、若者を引き連れ韓国を訪問し当時の軍事政権要人と会見するなど日韓交流に尽力。1968年、家永教科書裁判の国側証人となる。1976年に高千穂商科大学助教授に就任。1981年、玉置和郎の要請を受け参議院予算委員会の参考人として教科書問題について問題提起。台湾・東方工商専科大学(現・東方技術学院)の客員教授を務めた。最近は「スライド講演」の依頼が多く、全国を奔走する傍らイオンド大学でゼミナールを主宰している。2004年8月からは、日本文化チャンネル桜(スカイパーフェクTV!767ch)にレギュラー出演し、解説及び講師を務める。バングラデシュやパラオなどの(いわゆる“親日”国の)国旗を並べるパフォーマンスが有名。ゴールデンステート大学文学博士。
名越の主張は伊勢雅臣のメルマガやHPを通じてネットで流布され一部保守派に甚大な影響力を及ぼし、アインシュタインの予言などが多くの出版物に引用されたりしている。また各主要サイトにもの名越の主張を十分に検証しないままの記事が散見される。
[編集] 著書
- 『世界から見た大東亜戦争』(ISBN 4886560733)
- 『ドキュメント 世界に生きる日本の心―二十一世紀へのメッセージ』(ISBN 4886562299)
- 『台湾と日本・交流秘話 歴史・旅ガイド』(ISBN 4886561233)
- 『世界に開かれた昭和の戦争記念館〈第1巻〉満洲事変と支那事変 歴史パノラマ写真館』(ISBN 4886561918)
- 『世界に開かれた昭和の戦争記念館〈第2巻〉大東亜戦争と被占領時代 昭和の戦争記念館 2』(ISBN 4886562027)
- 『ドキュメント 世界に生きる日本の心―21世紀へのメッセージ』(ISBN 4886560350)
[編集] 外部リンク
- 世界に生きる日本の心(本人HP 上記略歴を承諾の上転載)
- 教科書問題の遍歴
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