土湯トンネル
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土湯トンネル(つちゆ-)は福島県福島市・耶麻郡猪苗代町にある国道115号のトンネル。1989年9月開通。全長3,360m。2006年現在、無料トンネルとしては全国で14番目の長さである。
[編集] 特徴
国道115号土湯バイパスの一部として建設され、全区間が福島県に位置するトンネルとしては、福島県内で最も長いトンネルとなった。(他県にまたがって位置するトンネルを含めると、山形県境の大峠トンネルの方が長い。)
福島市と猪苗代町の境界となる箕輪山と鬼面山の間にトンネルは掘られた。猪苗代側入口近くには箕輪スキー場があり、トンネルの上はゲレンデになっている。
トンネル内の福島市と猪苗代町との境界には青色の案内板が存在するが、境界自体はトンネル内の最も標高が高い場所ではなく、福島側入り口から1,400m進んだあたりが標高の最高点になっている。道路自体は両方の入り口に向かって下り坂が続く。
トンネル内は、セメントコンクリート舗装。制限速度は50キロメートル毎時である。なお、歩行者と自転車などの軽車両の通行はできない。開通以来、速度の出しすぎによる交通事故が何回かあり、減速をさせるために路面に凹凸をつけた舗装が2006年より見られるようになった。
トンネル開通後は、旧道が冬季閉鎖されるため福島市と会津地方を直接結ぶ大動脈となった。
奥羽山脈を横断するためトンネルに入る前と出た後では天気の違うことがよくある。
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