福島市
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福島市(ふくしまし)は、東北地方の南部、福島県中通り北部に位置する都市。福島県の県庁所在地であり、中通り北部の中心都市である。
目次 |
[編集] 概要
都市人口は、いわき市、郡山市に次いで県内3位。福島市を中心市とする福島都市圏の人口は約41万人で、郡山都市圏に次いで県内2位(東北地方内6位)。2004年商業統計確定値では、小売の年間販売額は3331億円で、郡山市4211億円、いわき市3695億円に次いで第3位。特に2002年からの2年で122億円も減少するなど福島市の商機能低下は著しく、仙台都市圏や郡山都市圏への依存性を高め、現在では仙台経済圏に含まれている。そのため福島市は、行政機能に特化した都市になりつつある(同様の例は山口市や旧浦和市(現さいたま市)にも見られる)。
東北地方の県庁所在地の中では山形市に次いで二番目に人口が少ない。仙台市が政令指定都市に指定されているのをはじめ、主要都市が中核市や特例市となっているなか、福島市はいずれにも指定申請していない。
市内には飯坂温泉を初め、高湯温泉や土湯温泉などの温泉が多く、東北地方唯一のJRA福島競馬場が立地する。更に、桃、梨、リンゴ、さくらんぼなどの果樹の栽培が盛んであり、フルーツライン沿いには果樹園が広がる。
現在、東北中央自動車道福島~米沢間が建設中であり、完成されれば更なる利便性の向上が見込まれる。
市町村合併を積み重ねた結果、現在の市域は広大なものとなったが、これは明治維新までの令制国と郡で言えば陸奥国信夫(しのぶ)郡の範囲に周辺の旧伊達郡、旧安達郡の一部村落を加えた範囲に及んでいる。福島盆地の南西側とその外周山岳部を占めることになる。現在、伊達郡飯野町との合併協議会を設置し、2008年7月1日の合併を目指している(伊達郡川俣町も含めた1市2町で合併協議会を設置していたが、2006年12月1日川俣町が協議会を離脱した)。
- 福島という名前の由来について、次のような一説がある。大昔、現在の福島盆地は湖だった。その湖の中心には小さな島(現在の信夫山の頂上)があり、その島には、春になると吾妻山から、あづまおろしという風が吹き下ろしていた。あづまおろしが湖の島に吹くと、その年の農作物は豊作になると言われ、あづまおろしは福を呼ぶ風とされていた。つまり、福を呼ぶ風が吹く島から、福島という地名が付いたとされている。福島盆地が湖あるいは浅瀬であったことは地質学的に証明されているが、ただし、それは歴史時代のような新しいことではなく地質時代のことであり、また、福島という地名は安土桃山時代以降のことであるので、この説は根拠のない民間俗説である。地名の由来については、安土桃山時代に信夫郡・伊達郡が蒲生氏郷支配になったとき、蒲生氏郷または蒲生氏郷の下で福島城主となった木村吉清が、縁起の良さそうな地名としてそれまでの杉妻(すぎのめ)を福島と改名したという説が有力である。なお、この時代、豊臣政権による大幅な改易が相次ぎ、南陸奥(現在の福島県、宮城県南部、山形県南部)では各地で地名が変えられた。その後、新地名が定着せずにもとの地名にもどったところもあるが(白石など)、現在に残る地名になっているところも多い(若松、福島、船岡など)。
[編集] 地理
[編集] 位置
福島市は福島県の北東部に位置している。県の中心猪苗代湖から北東へ約50km、東京から北へ約260kmの距離である。西側の奥羽山脈と東側の阿武隈高地に挟まれた福島盆地の南西部分とその周辺の山岳・丘陵地域が主な市域である。市内からは西に吾妻連峰を、南西に安達太良山を仰ぐ。
古来より奥州街道と板谷峠経由の米沢街道や茂庭経由の羽州街道との分岐点であり、交通の要衝として栄える。現在でも国道13号の起点であり国道4号から分岐する。鉄道では、東北新幹線と山形新幹線の分岐点となっている。
市役所の位置は、東経140度28分26秒 北緯37度45分39秒 標高は海抜65.68mである。
[編集] 地形
西側の奥羽山脈、東側の阿武隈高地を主な縁とし、北流する阿武隈川を中心に、福島盆地を形成している。奥羽山脈を源とする摺上川、松川、荒川等がそれぞれ市西部に扇状地をつくりながら東流し、阿武隈川に注ぐ。かつてその扇状地は桑畑として利用されたが、現在では果樹園に転用されている。盆地の南東部に残丘(モナドノック)である信夫山が構え、福島市のシンボルとして市民に親しまれている。
市内最高地点は東吾妻山で標高1,974m、市内最低地点は向瀬上で標高約55mである。
[編集] 山岳
- 吾妻山系
- 家形山(1,877m)、一切経山(1,948m)、吾妻小富士(1,707m)、
- 前大巓(1,911m)、東吾妻山(1,974m)、蓬莱山(1,802m)、
- 高山(1,804m)、栂森(918m)、先達山(635m)
- 鬼面山(1,481m)、箕輪山(1,728m)、黒森山(760m)
- 畳石山(719m)、笹森山(649m)、金剛山(459m)
- 中作山(603m)
- その他の奥羽山脈系
- 御在所山(632m)、萬歳楽山(898m)、大頭山(857m)
- 豪士山(1,022m)、摺上山(997m)、栗子山(1,216m)
- 葡萄沢山(967m)、三ツ森(897m)、高津森山(550m)
- 黒森山(664m)、烏帽子ヶ岳(475m)、台山(452m)
- 舘山(230m)
- 阿武隈高地系
- 天井山(532m)、十万劫山(428m)、弁天山(142m)
- その他
[編集] 河川
- 阿武隈川
- 水原川
- 東八川、境川、駒寄川
- 荒川
- 西鴉川、東鴉川、産ヶ沢、塩ノ川、大森川、濁川
- 須川
- 不動沢、天戸川、白津川、鍛冶屋川
- 松川 (源流部は山形県米沢市)
- 八反田川
- 摺上川
- 赤川、小川
- 水原川
- 小国川
荒川は2004年の国土交通省河川ランキング(BOD値による河川平均水質)において、北海道の 尻別川、沙流川、山形・新潟・福島県の荒川および三重県の宮川と共に日本一と評価された。
[編集] 湖沼
- 五色沼 - 一切経山の北、家形山の南に位置する。鉱物によって湖面がエメラルドグリーンに見えるが、天候によって色が変化する。その美しさから「吾妻の瞳」や「魔女の瞳」と呼ばれる。
- 鎌沼、桶沼
- 女沼、男沼、仁田沼 - 三沼とも土湯温泉街の北方に位置する。
- ビッキ沼
- 茶屋沼 - 渡利にある。花見の名所でもある。
- 十六沼 - 大笹生にある。16歳の少女が身投げしたとされる伝説が沼名の由来となる。
- 茂庭っ湖 - 茂庭の摺上川ダムにより堰き止められた人造湖。湖名は公募により決定された。
[編集] 気候
内陸性気候であり、典型的な盆地気候の特徴を示す。四季の寒暖の差が激しく、夏は暑く冬は寒い。真夏にはその日の日本最高気温を記録する。さらに四季の寒暖の差だけでなく、1日の寒暖の差も大きい。中通り南部の白河や郡山より温暖であり、福島県内では浜通りに次いで温暖な気候であると言える。冬季には吾妻おろしと呼ばれる北西からの強い季節風が吹く。
福島地方気象台(市内松木町)観測、1971年から2000年までの平均
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 | 単位 | |
気温 | 1.4 | 1.8 | 4.9 | 11.3 | 16.5 | 19.9 | 23.5 | 25.2 | 20.7 | 14.8 | 9.0 | 4.2 | 12.8 | ℃ |
降水量 | 43.8 | 49.8 | 76.9 | 79.5 | 87.5 | 118.1 | 144.8 | 144.3 | 169.2 | 95.3 | 63.4 | 32.5 | 1105.1 | mm |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 | 単位 | |
気温 | -0.4 | -0.2 | 2.8 | 9.0 | 14.0 | 17.9 | 21.4 | 23.0 | 18.8 | 12.6 | 6.9 | 2.1 | 10.7 | ℃ |
降水量 | 87.9 | 72.5 | 88.6 | 87.8 | 97.5 | 123.1 | 162.9 | 178.5 | 169.0 | 115.3 | 97.1 | 81.3 | 1361.3 | mm |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 | 単位 | |
気温 | -6.3 | -6.2 | -3.1 | 3.9 | 9.7 | 13.5 | 17.5 | 18.1 | 14.3 | 8.4 | 2.3 | -3.6 | 5.9 | ℃ |
降水量 | 124 | 67 | 129 | 152 | 165 | 229 | 312 | 333 | 277 | 210 | 144 | 110 | 2258 | mm |
極値
福島地方気象台観測
要素 | 観測値 | 観測年月日 |
---|---|---|
最高気温 | 39.1℃ | 1942年8月15日 |
最低気温 | -18.5℃ | 1891年2月4日 |
最大風速 | 22.9m/s | 1959年4月10日 |
最大瞬間風速 | 32.2m/s | 1979年3月31日 |
日降水量 | 169.5mm | 1986年8月5日8.5水害 |
最深積雪 | 80cm | 1936年2月9日 |
[編集] 隣接している自治体
飛地について
- 飯野町の内部、大字青木・明治の福島市との境界付近に、福島市の飛地が3箇所存在する。
[編集] 歴史
[編集] 事件
[編集] 年表
[編集] 中世
- 1180年(治承4年)-平氏追討のため関東に向かった源義経に、信夫郡飯坂の住人・佐藤継信、佐藤忠信の兄弟が付き従う。
- 1413年(応永20年)-伊達持宗(松犬丸)が大仏城(後の福島城)へ立て籠もり、鎌倉公方に対して反乱を起こす。
- 1542年(天文11年)-天文の乱が起こる。大森城周辺が戦場となる。
[編集] 近世
- 1592年(文禄元年)-蒲生氏郷の家臣木村吉清が居城を大森城から杉目城(別名大仏城)へ移し、杉目城を福島城と改称する。
- 1600年(慶長5年)-伊達政宗と上杉氏家臣の福島城主本庄繁長等が松川で戦い、上杉軍が勝利した。(松川の戦い) 信夫山の北を東流する現在の松川と当時の松川は流路が異なり、信夫山の南側を流れる現在の祓川が当時の松川の痕跡と言われる。したがって松川の戦いは、現在の信夫山南麓から福島市中心市街地一帯で戦われた。
- 1664年(寛文4年)-信夫郡が上杉領から天領となる。
- 1702年(元禄15年)-板倉重寛、信州坂木から福島3万石へ転封となり、福島藩が成立した。
- 1787年(天明7年) - 下村藩が立藩される。1823年(文政6年)に廃藩。
- 1830年(天保元年) - 中合が現在の荒町に創業する。
[編集] 明治期
- 1868年10月17日(明治元年旧9月2日) - 福島藩主板倉勝尚が薩長軍に降伏し、福島城を渡辺清左衛門に引き渡す。
- 1869年(明治2年)旧1月 - 相馬の中村民政局取締所管轄となり、福島藩が消滅する。
- 1871年(明治4年)
- 1876年(明治9年)8月21日 - 旧福島県、磐前県(いわさきけん。浜通り)、若松県(会津地方)が合併し、現在の福島県となる。県庁は福島町に置かれる。
- 1879年(明治12年) - 福島町に信夫郡の郡役所が置かれる。
- 1881年(明治14年)
- 4月25日 - 現在の柳町の風呂屋みどり湯から出火、約1800戸を焼失する大火となる(甚兵衛火事)。
- 10月3日 - 万世大路が開通する。
- 1882年(明治15年)12月1日 - 福島事件が起こる。
- 1884年(明治17年)9月11日 - 福島中学校が創立される。
- 1887年(明治20年)12月15日 - 東北本線郡山~岩切間が開通し、福島駅、松川駅が開業する。
- 1888年(明治21年)- 各地で町村合併が行われる。伊達郡湯野村と同郡東湯野村が合併し湯野村となる。伊達郡大波村、同郡上小国村、及び同郡下小国村が合併し小国村となる。伊達郡立子山村と同郡青木村が合併し立木村となる。安達郡下川崎村と同郡沼袋村が合併し下川崎村となる。また信夫郡上飯坂村が飯坂町となる。信夫郡は1町70村から2町26村となる。
- 1889年(明治22年)
- 3月30日 - 福島県尋常中学校(福島中学校が改称)が安積郡桑野村に移転し、福島町を離れる。(現在の福島県立安積高等学校となる。)
- 4月1日 - 町制を施行する。
- 福島二等測候所が設立される。
- 1890年(明治23年)- 三郡共立組合病院(福島県立医科大学の前身)が設立される。
- 1892年(明治25年)8月1日 - 福島民報が創刊される。
- 1893年(明治26年)
- 2月16日 - 瓜生岩子が福島鳳鳴会(現在の福島愛育園の前身)を設立し、育児事業を始める。
- 5月19日 - 吾妻山の一切経山が噴火する。
- 1895年(明治28年)
- 1896年(明治29年)10月16日 - 信夫郡渡利村に福島県蚕業学校が創立される。
- 1897年(明治30年)
- 4月1日 - 福島町立福島高等女学校(現在の福島県立橘高等学校)が創立される。
- 5月1日 - 福島町立福島商業補習学校(現在の福島県立福島商業高等学校)が創立される。
- 1898年(明治31年)9月 - 福島県第三尋常中学校(後の福島県立福島高等学校)が創立される。
- 1899年(明治32年)
- 1900年(明治33年)
- 4月 - 福島県第三尋常中学校が福島県第三中学校と改称される。
- 5月18日 - 大笹生の国有林100ヘクタールが全焼する。
- 1901年(明治34年)4月 - 福島県第三中学校が福島県立福島中学校と改称される。
- 1903年(明治36年)4月1日 - 福島町立福島高等女学校が福島県立福島高等女学校に改称され、現在の宮下町へ移転する。
- 1907年(明治40年)
- 3月27日 - 福島町立福島商業補習学校が、福島市立商業学校と改称される。
- 4月1日 - 市制施行により福島市となる。県内で第2番目、全国で59番目であった。当時人口3万人。
- 1908年(明治41年)
- 4月14日 - 信達軌道会社の軽便鉄道福島停車場~長岡~湯野間が開通する。
- 市立図書館開業。
- 1910年(明治43年)5月9日 - 福島信夫郡立農学校が創立される。
[編集] 大正期
- 1913年(大正2年)- 中合福島店が荒町から大町へ移転する。
- 1917年(大正6年)- 市公会堂ができる。
- 1918年(大正7年)
- 6月28日 - 福島競馬場で初めて競馬が開催される。
- 8月30日 - 米騒動が起こる。
- 1922年(大正11年)
- 4月1日 - 福島市立商業学校が福島県立福島商業学校と改称される。(現在の福島県立福島商業高等学校の前身)。
- 福島高等商業学校(現在の福島大学経済経営学類の前身)が創立される。
- 軽便が原因で本内で大火が起こる。
- 1924年(大正13年)4月13日 - 飯坂電気軌道福島~飯坂(現在の花水坂)間、(後の福島交通飯坂線)が開通する。
- 1925年(大正14年)- 松齢橋が改築される。また、辯天山に浄水場が建設される。
- 1926年(大正15年)- 市の上水道ができる。また、軽便が電車になる。
[編集] 昭和・戦前戦中期
- 1927年(昭和2年)
- 飯坂電車花水坂~飯坂温泉間が開通する。
- 福島ビルディング(通称福ビル)ができる。県下初のエレベーターが設置される。
- 1929年(昭和4年)
- 市立図書館が閉業し、県立図書館が開業する。
- 路線バスの運行が開始される。
- 1930年(昭和5年)- 八木田橋ができる。
- 1937年(昭和12年)7月1日 - 信夫郡野田村の一部を福島市へ編入する。
- 同年 - 岡部橋ができる。
- 1939年(昭和14年)11月 - 湯本信用無尽株式会社が福島無尽株式会社を吸収合併し、株式会社福島無尽金庫と改称し、本店を福島市に移転する(後の福島銀行)。
- 1941年(昭和16年)
- 4月1日 - 福島県立福島第二高等女学校が市内舟場町に創立される。
- 同年 - NHK福島放送局が開局する。
- 1944年(昭和19年)
- 4月1日 - 福島県立蚕業学校と福島県立信夫農学校が合併し福島県立福島農学校となる。
- 7月1日 - 飯坂温泉で大火が発生し181戸が焼失する。
- 福島保健所ができる。
- 1945年(昭和20年)7月20日 - 米軍機B-29が、渡利地区に爆弾を投下する。
[編集] 昭和・戦後期
- 1946年(昭和21年)- 東邦銀行本店が福島市へ移転する。
- 1947年(昭和22年)6月18日 - 県立女子医学専門学校が福島県立医科大学となる。
- 1948年(昭和23年)
- 4月1日 - 福島県立福島商業学校が福島県立福島商工高等学校と改称される。
- 4月1日 - 福島県立福島高等女学校は福島県立福島第一女子高等学校と、福島県立第二福島高等女学校は福島県立福島第二女子高等学校と改称される。
- 4月 - 福島県立信夫高等学校飯坂分校(後の福島県立福島北高等学校)が開校される。
- 4月27日 - 庭坂事件が起こる。
- 4月28日 - 福島県立信夫高等学校(後の福島県立福島工業高等学校)が創立される。
- 9月 - 山田百貨店が本町で営業を開始する。
- 1949年(昭和24年)
- 1950年(昭和25年)
- 福島県立福島商工高等学校が福島県立福島商業高等学校と改称する。
- 1951年(昭和26年)
- 株式会社福島無尽金庫が、株式会社福島相互銀行へ改称する。
- 1952年(昭和27年)
- 市役所庁舎が五老内町に新築される。
- 第7回国民体育大会が開催される。
- 1953年(昭和28年)
- 1月5日 - 上浜町の県教育会館が全焼する。
- 12月1日 - ラジオ福島が開局する。
- 1954年(昭和29年)
- 2月22日 - 土湯温泉で76棟が全焼する。
- 11月22日 - 本町の百貨店クローバーが全焼する。
- 1957年(昭和32年)4月1日 - 福島県立信夫高等学校が福島県立福島工業高等学校と改称される。
- 福島測候所が気象台となる。
- 1958年(昭和33年)4月1日 - 飯坂町の平野小学校および民家128棟が全焼する。
- 1959年(昭和34年)
- 3月 - NHK福島放送局がテレビ放送を開始する。
- 11月5日 - 観光有料磐梯吾妻スカイラインが開通する。
- 1960年(昭和35年)8月4日 - 杉妻町の県立図書館が全焼する。
- 1962年(昭和37年)
- 福島駅にステーションビルができる。
- 1963年(昭和38年)
- 4月1日 - 福島テレビが開局する。
- 県立福島西女子高等学校(後の福島県立福島西高等学校)が創立される。
- 1964年(昭和39年) - 天神橋ができる。
- 1965年(昭和40年)10月9日 - 松川農協が全焼する。
- 1966年(昭和41年)
- 1967年(昭和42年)- 蓬莱ニュータウンの建設が始まる。
- 1970年(昭和45年)
- 3月25日 - 長崎屋福島店が開店する。
- 3月28日 - 新浜公園が開園する。
- 4月11日 - 福島県立福島商業高等学校が丸子へ移転する。
- 8月1日 - 第1回福島わらじまつりが開催される。
- 10月1日 - 国道13号信夫山トンネルが開通する。
- 1971年(昭和46年)4月12日 - 福島交通飯坂東線(路面電車)が全線廃止される。
- 1972年(昭和47年)11月 - 中央卸売市場が開場する。
- 1973年(昭和48年)
- 1974年(昭和49年)
- 4月 - 福島県立飯坂高等学校が福島県立福島北高等学校と改称され、湯野から飯坂町後畑へ移転する。
- 4月 - エンドーチェーン福島店が開店する。
- 同年 - 中合大町パルクが開店する。
- 1975年(昭和50年)4月1日 - 東北自動車道郡山~白石間が開通する。
- 1979年(昭和54年)
- 1980年(昭和55年)4月10日 - 福島県立福島東高等学校が浜田町に開校する。
- 1982年(昭和57年)6月23日 - 東北新幹線大宮~盛岡間が開通する。
- 1983年(昭和58年)
- 1984年(昭和59年)
- 1985年(昭和60年)
- 10月27日 - 河原田穣市長が死去する。
- 11月24日 - 第1回東日本女子駅伝が開催される。
- 1986年(昭和61年)
- 2月1日 - 核兵器廃絶平和都市宣言を行う。
- 8月5日 - 豪雨による洪水が発生する。俗に言う8.5水害。
- 9月13日 - 福島県営あづま球場が完成する。
- 1987年(昭和62年)
- 4月8日 - 福島県立福島南高等学校が渡利に開校される。
- 1988年(昭和63年)
[編集] 平成期
- 1989年(平成元年)
- 1990年(平成2年)7月1日 - 市が古関裕而音楽賞を制定する。
- 1991年(平成3年)6月 - エンドーチェーン福島店が閉店する。
- 1992年(平成4年)7月1日 - 山形新幹線福島~山形間が開通する。
- 1993年(平成5年)
- 3月 - 山田百貨店が福島ビブレへ改称する。
- 4月27日 - 県営あづま総合体育館が落成される。
- 1994年(平成6年)
- 1995年(平成7年)
- 1996年(平成8年)8月31日 - 福島コミュニティ放送株式会社(FM POCO)が開局する。
- 1997年(平成9年)4月1日 - 福島県立福島農蚕高等学校が、福島県立福島明成高等学校へ改称する。
- 1998年(平成10年)
- 1999年(平成11年)
- 2001年(平成13年)12月25日 - 金融庁が福島銀行に対し早期是正措置を発動したため、取り付け騒ぎが起こる。
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)4月1日 - 福島県立福島女子高等学校が福島県立橘高等学校へ改称され、男女共学化となる。
- 2004年(平成16年)
- 3月20日- 福島駅東口駅ビルが、LUMINEに代わってS-PALが営業を開始する。
- 4月 - 福島成蹊女子高校が福島成蹊高校へ改称され、男女共学化となる。
- 4月1日- コルニエツタヤ跡地にアクティー21が営業を開始する。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 4月 - 福島学院大学福島駅前キャンパスが開校される。
[編集] 言語
- アクセントについて
- 東北地方や福島県内の他地域と同様に、抑揚のない無型アクセントである。
- 語彙について
- 東北地方や福島県内において広範囲に使われているものと、主に中通り北部で使われているものに分かれる。後者の例を以下に掲載する。
- あんめ - あるまい
- うるがす - 水に浸す
- おんつぁま - 叔父様のこと
- こっつぁがねえ - くだらない
- ずない - 大きい
- はだいも - 里芋
- ほだ - そうだ、そうです
- みったぐねえ - 不格好な、不細工な (見たくない)
- 語気を強める場合に、語頭に「もうはぁ~」をまたは語尾に「~はぁ」を付加することがよくある。ちなみに、中通りの二本松市以南でみられる、語尾に「~だばい」「~だっぱい」を付加する表現は使われない。「~だべした」や「~だびした」が使われる。
[編集] 行政
市長:瀬戸 孝則(せと たかのり 2期目、2001年12月-)
- 2005年11月13日に投票が行われた福島市長選挙は、現職の瀬戸孝則氏(民主、社民推薦)が再選を果たした。
[編集] 行政区域の変遷(市町村制施行以後)
- 1889年(明治22年)4月1日
- 1892年(明治25年)6月21日 - 信夫郡大森村の一部(大字上鳥渡、下鳥渡、成川)を以って同郡鳥川村を分立する。
- 1893年(明治26年)2月3日 - 伊達郡立木村を分割し、同郡立子山村及び同郡青木村を新設する。
- 1901年(明治34年)10月1日 - 伊達郡湯野村の一部を以って同郡東湯野村を分立する。
- 1902年(明治35年)1月1日 - 信夫郡瀬ノ上村が瀬上町となる。
- 1904年(明治37年)4月1日 - 信夫郡浜辺村及び同郡清水村の一部を編入。
- 1907年(明治40年)4月1日 - 市制施行により福島市となる。
- 1936年(昭和11年)11月1日 - 信夫郡松川村が松川町となる。
- 1937年(昭和12年)7月1日 - 信夫郡野田村の一部を編入。
- 1940年(昭和15年)5月1日 - 伊達郡湯野村が湯野町となる。
- 1947年(昭和22年)
- 2月11日 - 信夫郡渡利村及び同郡杉妻村を編入。
- 3月10日 - 信夫郡瀬上町、同郡岡山村、同郡鎌田村、同郡清水村及び同郡吉井田村の一部(大字方木田字道下、橋下、向河原、東河原、北河原、柳原及び高屋前)を編入。
- 1954年(昭和29年)3月31日
- 信夫郡余目村を編入。
- 信夫郡庭坂村と同郡庭塚村が合併し、同郡大庭村を新設する。
- 1955年(昭和30年)
- 3月1日 - 信夫郡大森村、同郡鳥川村及び同郡平田村が合併し、同郡信夫村を新設する。
- 3月20日 - 信夫郡松川町、同郡水原村及び同郡金谷川村が合併し、新たな松川町となる。
- 3月31日
- 信夫郡大笹生村、同郡笹谷村、同郡吉井田村、同郡土湯村、同郡荒井村及び伊達郡霊山町の大波地区を編入。
- 信夫郡飯坂町、同郡中野村、伊達郡湯野町、同郡東湯野村及び同郡茂庭村が合併し、新たな信夫郡飯坂町となる。
- 安達郡下川崎村を信夫郡松川町へ編入。
- 7月10日 - 伊達郡立子山村を編入。
- 1956年(昭和31年)9月30日
- 信夫郡佐倉村を編入。
- 信夫郡野田村、同郡大庭村及び同郡水保村が合併し、信夫郡吾妻村を新設する。
- 1957年(昭和32年)
- 4月23日 - 信夫郡吾妻村の一部(野田の八島田・金谷)を編入。
- 7月1日 - 信夫郡松川町の一部を安達郡安達村に編入。
- 1958年(昭和33年)8月1日 - 信夫郡松川町の一部を安達郡安達村に編入。
- 1962年(昭和37年)11月1日 - 信夫郡吾妻村が吾妻町となる。
- 1964年(昭和39年)1月1日 - 信夫郡飯坂町を編入。
- 1966年(昭和41年) 6月1日 - 信夫郡松川町及び同郡信夫村を編入。
- 1968年(昭和43年)10月1日 - 信夫郡吾妻町を編入。
[編集] 歴代市長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 |
---|---|---|---|
初 | 二宮哲三 | 1907年7月16日 | 1925年8月9日 |
2 | 小杉善助 | 1925年9月11日 | 1929年3月 |
3 | 佐藤澤 | 1929年3月 | 1945年3月13日 |
4 | 釘本衛雄 | 1945年4月21日 | 1947年2月2日 |
5 | 佐藤元治 | 1947年4月6日 | 1955年4月 |
6 | 林谷主計 | 1955年4月 | 1959年4月 |
7 | 佐藤実 | 1959年5月1日 | 1971年4月 |
8 | 佐藤達也 | 1971年5月1日 | 1979年4月30日 |
9 | 河原田穣 | 1979年5月1日 | 1985年10月27日+ |
職務代理者 | 小野章助 | 1985年10月27日 | 1985年12月9日 |
10 | 吉田修一 | 1985年12月9日 | 2001年12月7日 |
11 | 瀬戸孝則 | 2001年12月8日 | 現職 |
(+印は在職中死去)
[編集] 行政機構
- 市長
- 収入役
- 会計課
- 助役
- 収入役
|
|
-
- 消防本部
- 水道事業管理者
- 水道局
- 教育委員会
- 選挙管理委員会
- 監査委員
- 農業委員会
- 公平委員会
- 固定資産評価審査委員会
[編集] 予算
- 2005年度当初予算
- 一般会計:約775億2,000万円(前年度比6.4%減)
- 特別会計:約744億6,000万円(前年度比0.7%増)
- 水道事業会計:約109億9,900万円(前年度比8.6%増)
- 予算総額:約1,629億7,900万円(前年度比2.3%減)
- 2004年度決算
- 一般会計
-
- 歳入 894億6,278万円
- 歳出 847億5,580万円
-
- 特別会計
-
- 歳入 738億1,026万円
- 歳出 717億4,597万円
-
- 水道事業会計
-
- 収益的収入 74億2,641万円
- 収益的支出 67億9,953万円
- 資本的収入 3億4,714万円
- 資本的支出 30億5,151万円
[編集] 広域行政
- 福島地方広域行政事務組合 - 伊達市、伊達郡および本市の6市町村により構成される。安達地方広域行政組合と合同でふくしま拠点まちづくり協議会を設立し、地域間交流、人材育成や教養文化活動の事業を推進している。
- 南東北中枢広域都市圏構想推進協議会
[編集] 国の行政機関
- 防衛省陸上自衛隊東北方面隊第44普通科連隊 - 荒井字原宿1番地 福島駐屯地内
- 防衛省陸上自衛隊東北方面隊第11施設群 - 荒井字原宿1番地 福島駐屯地内
- 総務省福島行政評価事務所 - 霞町1番46号 福島合同庁舎内
- 法務省福島地方法務局 - 霞町1番46号 福島合同庁舎内
- 検察庁福島地方検察庁 - 狐塚17番地
- 財務省福島財務事務所 - 松木町13番2号
- 国税庁仙台国税局福島税務署 - 森合町16番6号
- 厚生労働省福島労働局 - 福島合同庁舎内及び栄町6番6号 ユニックスビル内
- 厚生労働省福島労働基準監督署 - 霞町1番46号 福島合同庁舎内
- 厚生労働省福島公共職業安定所 - 狐塚17番地の40
- 社会保険庁福島社会保険事務局 - 栄町6番6号 ユニックスビル内
- 社会保険庁東北福島社会保険事務所 - 北五老内町3番30号
- 農林水産省東北農政局福島農政事務所 - 浜田町1番9号
- 農林水産省東北農政局阿武隈土地改良調査管理事務所 - 南矢野目字谷地49番地の2
- 農林水産省東北農政局福島統計・情報センター - 霞町1番46号 福島合同庁舎内
- 林野庁関東森林管理局福島森林管理署 - 野田町7丁目10番4号
- 国土交通省東北地方整備局福島河川国道事務所 - 黒岩字榎平36番地
- 国土交通省東北地方整備局福島河川国道事務所荒川砂防出張所 - 荒井字地蔵原甲2番地の14
- 国土交通省東北地方整備局福島河川国道事務所松川砂防出張所 - 町庭坂字遠原三3番地の4
- 国土交通省東北地方整備局福島河川国道事務所福島国道維持出張所 - 黒岩字浅井11番地
- 国土交通省東北地方整備局福島河川国道事務所信夫山国道出張所 - 本内字西松川畑2番地の2
- 国土交通省東北地方整備局摺上川ダム工事事務所 - 飯坂町平野字大前田1番地の4
- 国土交通省東北運輸局福島運輸支局 - 吉倉字吉田54番地
- 気象庁福島地方気象台 - 松木町1番9号
- 独立行政法人日本スポーツ振興センター福島県支部 - 福島県庁内
- 独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構 - 腰浜町23番28号
- 独立行政法人雇用・能力開発機構 福島センター - 栄町6番6号 ユニックスビル内
- 独立行政法人雇用・能力開発機構 福島職業能力開発促進センター - 三河北町7番14号
- 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター畑地利用部 - 荒井字原宿南50番地
- 独立行政法人緑資源機構 関東整備局福島水源林整備事務所 - 中町5番18号 福島県林業会館内
- 独立行政法人緑資源機構 福島地方建設部 - 栄町6番6号ユニックスビル内
- 自動車検査独立行政法人 東北検査部福島事務所 - 吉倉字吉田54番地
- 独立行政法人自動車事故対策機構 仙台主管支所福島支所 - 栄町7番33号 福島トヨタビル内
[編集] 立法
[編集] 市議会
福島市議会は定数38人。2006年10月現在の議員(任期満了日:2007年4月30日)の数は、37人(欠員1人)。
市議会議長は佐藤眞五(さとうしんご 選出日:2005年5月19日)。
[編集] 会派の構成
会派名 | 議席数 | 代表者 |
---|---|---|
ふくしま市民21 | 8 | 阿部儀平 |
真政会 | 8 | 斎藤清 |
みらい福島 | 8 | 鈴木好広 |
日本共産党福島市議会議員団 | 4 | 斎藤朝興 |
公明党福島市議団 | 4 | 加藤勝一 |
社民党・護憲連合 | 4 | 木村六朗 |
無私の会 | 1 | 佐藤眞五(議長) |
[編集] 市議会の組織
議会運営委員会の他、4つの常任委員会と特別委員会が設置されている。また、9月定例会では決算特別委員会が開かれる。
- 議会運営委員会
- 常任委員会
- 総務
- 文教福祉
- 建設水道
- 経済民生
- 特別委員会
- 決算特別委員会
- 資格審査特別委員会
- 合併問題調査特別委員会
- 新庁舎建設特別委員会
[編集] 福島県議会議員
本市でひとつの選挙区(福島市選挙区)をなす。その定数は8である。
2003年4月13日の選挙では、自民4議席、県民連合2議席と公明、無所属が各1議席となった。
- 2003年4月
- 本選挙区の最終投票率:56.90%
候補者名 | 当落 | 政党 | 得票 |
---|---|---|---|
望木昌彦 | 当選 | 無所属 | 17,782 |
甚野源次郎 | 当選 | 公明 | 16,539 |
桜田葉子 | 当選 | 自民 | 14,544 |
西山尚利 | 当選 | 自民 | 14,476 |
高橋秀樹 | 当選 | 県民連合 | 13,560.680 |
斎藤卓夫 | 当選 | 自民 | 13,536 |
加藤雅美 | 当選 | 県民連合 | 12,041 |
高橋信一 | 当選 | 自民 | 11,846.319 |
にいみまさよ | 落選 | 11,789 |
[編集] 国会議員
衆議院小選挙区では本市は福島1区の一部に属する。福島1区には本市の他、相馬市、南相馬市、伊達市、伊達郡および相馬郡が属する。
2005年9月の総選挙では、自民党の新人候補が民主党の新人候補を破って当選した。自民党はコスタリカ方式を採用し、前職候補は比例区より出馬し当選した。敗れた民主党候補は比例代表の復活当選を果たせなかった。
- 2005年9月(第44回衆議院議員総選挙)
- 本選挙区の最終投票率: 70.07%
候補者名 | 当落 | 政党 | 得票(全区) |
---|---|---|---|
亀岡偉民 | 当選 | 自民 | 171,507 |
石原信市郎 | 落選 | 民主 | 109,795 |
山田裕 | 落選 | 共産 | 20,412 |
[編集] 司法
花園町5番45号に福島地方裁判所、狐塚17番地に福島地方検察庁が所在する。 これらは福島市の他に二本松市、伊達市、伊達郡および飯舘村を管轄している。
市内には、以下の行刑・矯正施設がある。
- 福島刑務所(南沢又字上原1番地)
- 福島刑務支所(女性専用、南沢又宇上原1番地)
- 福島少年鑑別所(南沢又字原町越4番地の14)
- 福島保護観察所(狐塚17番地)
[編集] 経済
[編集] 農林水産業
福島市の桃の生産量は日本一を誇る。市西部の笹木野・庭坂地区は梨畑が多く、ここで生産される「萱場梨」は市の特産品の一つである。
[編集] 工業
製造品出荷額等61,635,095万円(平成16年)
[編集] 商業
古くは養蚕業で栄えた土地で、東北地方で最初の日本銀行支店が設置された。現在も本町や大町のレンガ通り沿いには、日銀支店、地方銀行支店や証券会社などが立ち列ぶ。
周辺自治体におよぶ福島都市圏を形成し、郊外化が進んでいたが、近年は中心市街地においてマンションの建設ラッシュが起き、都心回帰現象も見られる。民間による大規模再開発が計画中を含めて複数あり、中心市街地の復活の芽が萌え始めている。
一方、仙台市(宮城県)との関係は近年密接になり、高速バスや快速列車の増発も手伝って、仙台に通勤・通学する者も珍しくなくなっている。このため、浜通りの相馬市などと同様に仙台市の衛星都市的な面も見られる。また、福島市のタウン情報誌のコンサート・イベント欄では、約8割が仙台都市圏開催、約2割が郡山都市圏開催の情報となっており、仙台市と約80km程度離れているにも関わらず、仙台が隣町であるかような感覚が醸成されている。実際に、福島市は「南とうほくSUNプラン」という仙台経済圏の自治体で組織する広域都市圏行政に参加したり、仙台・山形・福島の南東北三県都による共同イベントやプロジェクトに参加するなど、政経両面において仙台を中心とする地域圏に内包されつつある。
他方、2004年11月に就任した福島商工会議所会頭(2006年9月5日辞任)は、「市外から福島に来る人を増やす仕掛けを考え、仙台から新たに毎日三千人の人を呼び込みたい。」と抱負を語り、交流人口の増加と経済活性を企図している。例えば、市内には福島競馬場(JRA)があるため、開催日には仙台市からの直通高速バスも運行される。また、春には花見山公園などを訪れる観光客向けに快速「ふくしま花見号」が福島駅~仙台駅間を土日1往復ずつ運転されるなど、一方的な流出ではない状況もある。なお、郡山都市圏との間の国道4号が平成19年度に全線片側2車線化される予定であり、周辺各地との交流人口増大が期待されている。
[編集] 本社・本店を置く上場企業
- 東邦銀行 - 銀行、東京証券取引所市場第一部上場
- 福島銀行 - 銀行、東京証券取引所市場第一部上場
- 日東紡績 - 紡績業、東京証券取引所市場第一部上場
- ダイユーエイト - 小売業、ジャスダック証券取引所上場
[編集] メディア
[編集] 新聞
[編集] テレビ・ラジオ
※県域放送を行う福島中央テレビ(日本テレビ系列)、福島放送(テレビ朝日系列)、ふくしまFMの3社は郡山市に本社を置いており、福島市には、福島中央テレビと福島放送が福島支社を、ふくしまFMが福島スタジオ・福島営業部を置いている。
[編集] 自治体交流
- 姉妹都市 - 国内外を含めて、福島市の姉妹都市はない。
- 交流都市
[編集] 教育
[編集] 大学・短期大学
[編集] 高等学校
[編集] 県立
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[編集] 私立
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[編集] 中学校
[編集] 国立
- 福島大学附属中学校
[編集] 市立
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[編集] 私立
- 桜の聖母学院中学校
[編集] 小学校
[編集] 国立
- 福島大学附属小学校
[編集] 市立
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[編集] 私立
- 桜の聖母学院小学校
[編集] 特殊学校
[編集] 国立
- 福島大学附属養護学校
[編集] 県立
- 福島県立盲学校
- 福島県立聾学校福島分校
- 福島県立大笹生養護学校
- 福島県立須賀川養護学校医大分校
[編集] スポーツ施設
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[編集] スポーツ大会
- 東日本女子駅伝
- 阿武隈川トライアスロンinフルーツ王国福島(例年9月)
[編集] 文化施設、図書館、博物館など
[編集] 交通[編集] 鉄道
[編集] 廃線[編集] 高速バス路線
[編集] 道路
[編集] 航空県内には福島空港が郡山市南東郊外(玉川村)に存在するが、宮城県仙台市南東郊外(名取市)にある仙台空港と比べると、どちらへも一般道で70km程度でほぼ同じ距離となっている(福島駅前から空港ターミナルビル前までの値。MapFan Webによる)。 福島空港は航空路線数・便数がともに少ないため使いづらいが、自動車でのアクセスには全線高速でもほぼ一般道と同じ距離で1,600円(ETC通勤割引で800円)である上、駐車場が無料でありコスト安である。仙台空港は、路線数・便数がともに多いため利便性はいいが、アクセスするには全線高速だと遠回りとなって2,700円(ETC通勤割引でも半額にならず1,850円)となり、当然駐車場も有料であるためコスト高である。 公共交通機関を利用する場合は、福島空港への直通バスは休止となっており、郡山駅でバスに乗り換えとなる。他方、仙台空港へは、空港連絡鉄道の仙台空港線(仙台空港アクセス線)・仙台空港駅が空港ターミナルビルと直結しており、福島駅からは、JR東北本線利用で名取駅乗継1,510円、東北新幹線利用で仙台駅乗継4,150円でアクセス可能である。また、仙台空港行きバスは、仙台駅、名取駅、館腰駅、岩沼駅などから出ている。 結局、コスト面では福島空港、利便性では仙台空港が上回っているが、福島市民は仙台空港を利用する事が多い。ただし、地元公務員に限っては福島空港利用を推奨されているので、福島空港を利用する者も多い。また、両空港とも東京国際空港(羽田)便がないため、日本各地へ飛ぶ場合は他の第一種空港(ハブ空港)を経由するか、東北新幹線で東京に行って羽田空港から飛ぶ場合も多い。国際便については、成田国際空港まで行って飛ぶ場合が多い。 なお、都市圏自動車専用道路の候補路線として、東北道の村田JCTから分岐して仙台空港に直線的に接続する宮城県横断自動車道および仙台空港連絡道が調査中である。宮城県横断自動車道の指定は受けていないが、それと同等の道路が愛島バイパスとして部分開通している。
[編集] 観光[編集] 文化財[編集] 重要文化財(国指定)
[編集] 重要無形民俗文化財
[編集] 登録有形文化財(建造物)
[編集] 史跡名勝天然記念物[編集] 名所・旧跡
[編集] 温泉
[編集] 祭事
[編集] 催事
[編集] 名産
[編集] 福島市を舞台にした作品
[編集] 福島市関連の有名人[編集] 福島市出身者[編集] 政治家[編集] 芸能人
[編集] アナウンサー[編集] 音楽
[編集] スポーツ選手
[編集] 作家[編集] 漫画家[編集] 学者
[編集] 歴史上の人物[編集] 福島市以外の出身者
[編集] その他
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日本の都道府県庁所在地
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