堀部政男
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堀部 政男(ほりべ まさお、1936年 - )は、日本の法学者、一橋大学名誉教授、中央大学法科大学院教授(情報法)。法学博士。東京大学大学院で伊藤正己に学び、日本における情報法学の礎を築く。
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[編集] 経歴
1936年栃木県出身。1960年埼玉大学文理学部卒業。1962年 東京大学大学院修士課程修了後、一橋大学法学部講師となり、助教授、教授、同法学部長を最後に退職(一橋大学名誉教授)。その後中央大学法学部教授となり、2004年より中央大学法科大学院教授。現在に至る。
[編集] 人物
日本の情報公開法制、個人情報保護法制の制定に尽力。名実ともに情報法学の確立に尽くし多くの情報法学者を育てた。
[編集] 著書
- 『現代のプライバシー』(岩波新書)
- 『アクセス権とは何か マス・メディアと言論の自由』(岩波新書)
- 『アクセス権』(東京大学出版会)
- 『情報化時代と法』(日本放送出版協会)
- 『情報公開制度I・II』(東京都議会議会局)
- 『プライバシーと高度情報化社会』(岩波新書)
[編集] 翻訳
- 『アクセス権 ―誰のための言論の自由か』、(共訳)、日本評論社
- 『情報犯罪 ―コンピューター社会のバルネラビリティ』、(共訳)、啓学出版
[編集] 新聞
- 読売新聞・朝刊「わいせつ画像発信者摘発 ―ルール考える時期に― 一橋大学法学部長・堀部政男教授」、1996年2月7日
- 読売新聞・朝刊「証言拒絶 最高裁決定 歴史的な司法判断―堀部政男・中央大法科大学院教授(情報法)の話」、2006年10月4日