大脱走

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大脱走 The Great Escape
監督	ジョン・スタージェス
製作	ジョン・スタージェス
脚本	ジェームズ・クラヴェル W・R・バーネット
出演者	スティーブ・マックイーン
音楽	エルマー・バーンスタイン
撮影	ダニエル・ファップ
編集	フェリス・ウェブスター
配給	ユナイテッド・アーティスツ
公開	1963年7月4日 1963年8月10日
上映時間	172分
製作国	アメリカ合衆国
言語	英語
制作費	400万ドル
IMDb
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大脱走（原題The Great Escape）は、1963年制作のアメリカ映画。ジョン・スタージェス監督。日本でも大ヒットした映画史に輝く名作である。

第二次世界大戦中の1944年に、実際にドイツ空軍管轄下の捕虜収容所（ドイツ・サガン近郊、独軍第3捕虜収容所）において、イギリス空軍少佐ロジャー・ブッシェル指揮のもと起こった脱走劇を映画化したもの。1963年に公開されその後何回かリバイバル公開された。

ハヤカワ文庫からは史実を綴った『大脱走』（ポール・ブリックヒル著）が出版されており現在でも入手可能である。また、PS2でゲーム化もされているが評価は分かれる。

スティーブ・マックイーン扮するヒルツがオートバイで脱走する姿は、映画屈指の名シーンとして称えられる。

メインテーマのエルマー・バーンスタイン作曲の『大脱走マーチ』 (The Great Escape March) は有名。

[編集] スタッフ

製作・ジョン・スタージェス、（ジェームズ・クラヴェル　※アンクレジット）
監督・ジョン・スタージェス
原作・ポール・ブリックヒル
脚色・ジェームズ・クラヴェル、W・R・バーネット
撮影・ダニエル・ファップ
音楽・エルマー・バーンスタイン
編集・フェリス・ウェブスター
提供・ユナイテッド・アーティスツ

字幕翻訳・佐藤一公

[編集] キャスト

独房王ヒルツ大尉…スティーブ・マックイーン（吹替え:フジテレビ（DVD収録）宮部昭夫／テレビ東京安原義人）
調達屋ヘンドリー…ジェームズ・ガーナー（吹替え:フジテレビ（DVD収録）家弓家正／テレビ東京菅生隆之）
ビックX ヘンドリー…リチャード・アッテンボロー（吹替え:フジテレビ（DVD収録）宮川洋一／テレビ東京池田勝）
製造屋セジウィック…ジェームズ・コバーン（吹替え:フジテレビ（DVD収録）小林清志）
トンネル王ダニー少尉…チャールズ・ブロンソン（吹替え:フジテレビ（DVD収録）大塚周夫）
トンネル王ウイリー…ジョン・レイトン（吹替え:フジテレビ（DVD収録）堀勝之祐）
偽造屋コリン…ドナルド・プレザンス（吹替え:フジテレビ（DVD収録）勝田久）
土処理屋アシュレー・ピット…デヴィッド・マッカラム（吹替え:フジテレビ（ＤＶＤ収録）井上真樹夫）
情報屋マクドナルド中尉…ゴードン・ジャクソン（吹替え:フジテレビ（DVD収録）上田敏也）
ルーガー所長…ハンネス・メッセマー（吹替え:フジテレビ（DVD収録）川久保潔）
先任将校ラムゼイ…ジェームズ・ドナルド（吹替え:フジテレビ（DVD収録）大木民夫）
白イタチウェルナー…ロバート・グラフ（吹替え:フジテレビ（DVD収録）仁内建之）
モグラアイヴス…アンガス・レニー（吹替え:フジテレビ（DVD収録）富田耕生）
測定屋カベンディッシュ…ナイジェル・ストック（吹替え:フジテレビ）（DVD収録）吉沢久嘉）
ニモ…トム・アダムス

[編集] ストーリー

[編集] エピソード

この脱走により、捕虜の捜索にドイツ軍は7万もの兵士を投入するなど多大な労力を要し、結果的に連合国にとって戦局を有利に導いた事はあまり知られていない（史実では、この大脱走は連合軍のノルマンディ上陸作戦（6月6日）と合わせて実行された。映画では7月4日の独立記念日などが来てしまっているため、正確な時の運びではない）。なお、脱走に頭を痛めたドイツ軍は50名もの脱走兵を殺害している（けが人がいないなどの不自然さがあるのでこれは確かである）。映画内で示されるこの人数はほぼ史実通りである。逃走76名、内射殺が50名、連れ戻されたのが12名。差し引きの14名の内、無事帰国の途につけたのは僅か3名と言われている。実際、映画でもダニーとウィリーの2人、セジウィックのみが無事逃走に成功している。
この大脱走の引き金になっている脱走がある。
公開時マックィーンがバイクアクションを全編ノースタントで行ったと宣伝されたが、実際は映画会社の許可がおりず、一部の危険なジャンプシークエンスについてはバド・イーキンズが代行した。
脱出するために掘る穴での作業の描写に関しては、ダニーを演じたチャールズ・ブロンソンのアドバイスが生かされている（彼は少年時代、兄弟と共に炭坑夫として働いたことがあった）。
何度か、大晦日に紅白歌合戦の裏番組として TV 放映されており、みうらじゅんが「年末の風物詩」と評した。