天竜線
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天竜線(てんりゅうせん)は、静岡県浜松市北部の山間地域(旧天竜市~旧磐田郡水窪町)を結んだジェイアール東海バスの路線である。旧遠江二俣営業所が担当していたが、利用者の減少のため、2002年9月30日に廃止となった。
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[編集] 路線概要
旧天竜市から国道152号を北上し、旧磐田郡龍山村、同佐久間町を経て、同水窪町に至る。総延長約50km。ほぼ全線にわたって天竜川に、西渡からは支流の水窪川に沿う。国道ながらも狭隘な箇所が多い。
[編集] 歴史
第二次世界大戦中に旧天竜市と旧龍山村を結んだ国鉄バスの貨物路線がそのルーツである。旧国鉄二俣線遠江二俣駅(現在の天竜浜名湖鉄道天竜二俣駅)と、飯田線中部天竜駅を結ぶ予定で計画された国鉄の計画線佐久間線の先行ルートとして開業した側面も持つ。
[編集] 晩年の状況
本線(遠江二俣-水窪町)の通し便が5往復のほか、遠江西川から分岐する白倉線関係の運行が数便あった。
[編集] 廃止後の状況
同路線は遠州鉄道がほぼ引き継ぎ、現在は西鹿島-水窪町間を1日5往復で結んでいる。
[編集] 主要バス停
- 遠江二俣 ‐ 天竜浜名湖鉄道天竜二俣駅前
- 双竜橋
- 西鹿島 ‐ 遠州鉄道西鹿島駅前
- 山東
- 船明 ‐ 「ふなぎら」と読む。難読バス停のひとつ。天竜川船明ダム湖に沿う。
- 横山町
- 遠江横山
- 遠江西川 ‐ 旧龍山村の中心。白倉峡方面の路線が分岐する。
- 白倉峡
- 竜山小学前
- 瀬尻 ‐ 夜間滞泊施設あり。
- 西渡 ‐ 天竜川と水窪川の分岐点に位置する。佐久間町営バス接続。
- 相月駅前 ‐ JR飯田線乗換え
- 城西駅前 ‐ JR飯田線乗換え
- 水窪駅口 ‐ JR飯田線乗換え。駅へは水窪川に架かる吊り橋を渡り、急な階段を上る。
- 水窪町 ‐ 晩年の終点。夜間滞泊施設あり。
[編集] 関連項目
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