天竜二俣駅
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天竜二俣駅(てんりゅうふたまたえき)は、静岡県浜松市天竜区二俣町阿蔵にある天竜浜名湖鉄道の駅。
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[編集] 駅施設
機関区、車庫のほか天竜浜名湖鉄道の本社が設けられており、同線の中心的な駅となっている。
- 足こぎミニトロッコ(数十メートル乗って走れる)
- 腕木式信号機やタブレットキャッチャーなどを展示
- 旧国鉄キハ20形気動車とナハネ20形寝台客車を展示(キハ20は見学可、ナハネ20は修復中)
[編集] 駅構造
2面3線の有人駅。東側に車庫と機関区を併設。全車が両運転台のディーゼルカーとなった現在でも、蒸気機関車時代の扇形庫と転車台がそのまま使われている。駅舎も開業当時の瓦葺き木造の建物が健在で、これらはともに国の登録有形文化財となっている。 車庫や転車台、運転指令室などは入場券を買うことで見学ができる。
[編集] 駅周辺
旧天竜市(浜松市天竜区)の中心駅であるが、住宅・商店が点在する程度である。旧天竜市の中心市街地へは隣の二俣本町駅の方が近い。
[編集] 路線バス
- 二俣駅
- 遠鉄バス磐田天竜線
[編集] 歴史
- 1940年(昭和15年)4月1日 - 国鉄二俣線 遠江森駅~金指駅間開通と同時に遠江二俣駅として開業。
- 1982年(昭和57年)11月1日 - 開業時から行われていた貨物の取扱が廃止。
- 1987年(昭和62年)3月15日 - 二俣線が第三セクター鉄道に転換され、天竜浜名湖鉄道天竜二俣駅となる。
- 2002年(平成14年)9月30日 - 駅前に乗り入れていたジェイアール東海バス天竜線が廃止。翌日より、遠鉄バス北遠本線となり、西鹿島駅を起終点とする。
なお、1930年~1935年にはこの駅からやや離れた場所に、光明電気鉄道の二俣口駅が置かれていた。