妙法寺 (杉並区)
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妙法寺(みょうほうじ)は、東京都杉並区堀ノ内にある日蓮宗の寺院。山号は日円山。「(堀之内)やくよけ祖師」(おそっさん)として殊に厄除けのご利益がある寺院として知られている。江戸時代から人気のある寺院であり、現在でも、参拝するものが多い。古典落語「堀之内」の題材にもなるなど、街の顔にもなっている。
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[編集] 歴史
創建は、元和年間(1615~1624年)と伝えられている。元々は真言宗の尼寺であったが、日圓上人により、後に日蓮宗に改宗。山号は日圓上人に因んでいる。当寺院の日蓮像が厄除けにご利益があるということで、江戸時代より多くの人々から信仰を集めている。現在でも、厄除けなどのご利益を求め、多くの人が参拝に訪れている。
[編集] 堂宇・史跡
- 祖師堂 - 厄除け祖師像(日蓮像)が安置されている堂。東京都指定有形文化財。
- 本堂
- 鉄門 - ニコライ堂などを建築した建築家・ジョサイア・コンドルの設計による鉄門。1878年竣工。国の重要文化財。
- 有吉佐和子の碑 - 当地界隈に住んでいた作家・有吉佐和子を偲んで建てられた碑。
また、当寺院が母体となって東京立正短期大学・東京立正高等学校を運営している。