安曇野
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安曇野(あづみの)
- 長野県の市名の一つ。安曇野市 - 長野県で21番目の市として誕生。
- 長野県松本盆地のうち、旧南安曇郡及び北安曇郡南部の平坦地をさす地域称。概ね梓川~犀川の西岸(押野崎 以南)から高瀬川流域の最南部にかけて広がる扇状地に該当する。安曇野市豊科高家のJR梓橋駅構内には「是より北、安曇野」の碑がある。
- 長野県南安曇郡三田村(堀金村を経て、現・安曇野市)生まれの小説家・臼井吉見 (1905 - 1987) の代表作。1964年入稿、1974年上梓の長編小説で全5巻に及ぶ。筑摩書房から出版。主人公は実業家の相馬愛蔵・良夫妻、彫刻家の荻原守衛、教育者の井口喜源治、社会主義者の木下尚江、そして終盤で登場する作者本人の計6人。木下と相馬黒光を除く4人の故郷である安曇野と相馬夫妻が東京本郷で起業した新宿中村屋の物語に作者の戦中戦後の回顧録を併せて、広く明治~昭和中期の日本を描いた歴史小説。
北アルプスの東麓にあり、信州の中でも有数の観光地、別荘地となっていて、毎年多くの人が県内外から訪れる。「安曇野」という地名は上記3.の小説によって従来の「安曇平(あづみだいら)」に代わって普及、定着した。
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