宮窪町
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宮窪町(みやくぼちょう)は愛媛県の東予地方にあった町である。今治市と越智郡11か町村の大合併により、新たに今治市の一部となり、自治体としての宮窪町は消滅した。 良質の花崗岩である大島石の産地として知られるほか、急な潮流にもまれ、付近は好漁場として知られ、漁業も盛んである。
下記事項以外は、大島のページ参照のこと。
目次 |
[編集] 地理
今治市から北東約4㎞に浮かぶ芸予諸島の大島の東部に位置する。北、東、西の三方を海に面している。集落は、宮窪と呼ばれ、役場のある中心集落が一番大きく、それ以外の集落はほぼ海岸線に沿って点在している。宮窪集落の背後にあるカレイ山の展望台からは、瀬戸内の島々や石切場を展望することができる。
- 島 - 能島(のしま)
- 山 - カレイ山(かれいさん)
[編集] 歴史
藩政期には今治藩に属す。
[編集] 教育
町内に高等学校はない。同じ大島内に愛媛県立今治南高等学校大島分校(旧・愛媛県立大島高等学校)がある。
[編集] 経済・産業
大島石で知られる石材業と農業・水産業が主たる産業である。
- 石材業
- 背後の山は良質な大島石が採掘され、町の主要産業となっている。特に、墓石等に定評がある。
- 農業
- かんきつ生産が主体であるが、ブランド力を形成するには至っていない。JAおち今治のエリア。
- 漁業
- 島、特に中心集落である宮窪の前面、伯方島との間は急潮でしられ、潮流にもまれ、身の締まった魚が取れる。鯛、デビラ、蛸等。
- 工業
- 商業
- 中心集落に商店や飲食店が建ち並んでいるが、商店街というほどのものは形成していない。
[編集] 交通
[編集] 航路
フェリー・快速船により今治港、伯方島と結ばれている。ただ、瀬戸内しまなみ海道の開通により、随時性・高速性で勝る海道ルートへとシフトし、利用者・台数は減った。
- 友浦港 - 町の東部にあり、今治-土生間の快速船が寄航している。
- 宮窪港 - 町の中心地にあり、対岸の伯方島への航路がある。
[編集] 鉄道
町内に鉄道はない。最寄り駅は、予讃線今治駅。
[編集] 道路
- 高速道路
- 西瀬戸自動車道(しまなみ海道) 島内区間は2006年に開通した。(大島道路)
- 町内にあるインターチェンジ:大島北インターチェンジ
- 西瀬戸自動車道(しまなみ海道) 島内区間は2006年に開通した。(大島道路)
- 国道
- 国道317号 地元では「地道」と呼ばれている。
- 県道
- 県道49号
[編集] 観光
大島のページを参照のこと。