密教21フォーラム
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密教21フォーラムとは、1997年に設立された真言僧有志とそれをサポートする個人・団体によるボランタリーネットワーク。 地下鉄サリン事件など一連のオウム真理教の犯罪で、大量殺人の教義的根拠として悪用された密教の名誉回復のために、日本に展開した正統の密教、つまり弘法大師空海の密教世界を正しく社会に伝えるため、その立場から現代のさまざまな問題、とくに生命倫理の問題に対して発言をしたり、密教や弘法大師空海の知恵や方法を現代の情報技術を駆使して情報教材化したり、各種フォーラムを実施している。
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[編集] 概要
フォーラム名は、密教21フォーラム（密教21世紀会議の意）。 1997年（平成9年）に設立準備を開始。正式発足は、1998年（平成10年）。 キャッチコピーは、「現代の密教化をめざすネットワーク」。 スローガンは「大師の旗のもとに」
創設当事の主催者は、
- 上村正剛氏（埼玉県さいたま市 岩槻大師住職）
- 井上弘道氏（埼玉県飯能市 秀常寺住職）
- 山崎武彦氏（埼玉県春日部市 光明寺住職）
- 山口正純氏（埼玉県川口市 密蔵院住職）
- 中村義英氏（東京都台東区 延命院住職）
- 磯山福正氏（東京都墨田区 正福寺住職）
- 長澤弘隆氏（栃木県栃木市 満福寺住職）
- 小寺秀仁氏（埼玉県鴻巣市 法要寺住職）
- 倉松忠信氏（栃木県鹿沼市 薬王寺住職）
- 竹内隆智氏（東京都大田区 宝泉寺住職）
の10名。会員には真言宗各派の宗務役職者・前職・元職も多数参加している。 主宰・実務は事務局長の長澤弘隆氏が務めている。
[編集] 構成
真言各派所属の僧侶 約200名、その他各界の有識者などで構成されている。会員制で、正会員（真言僧）・賛助会員（一般の個人・団体）・特別賛助会員（真言僧・個人を問わない）の区分がある。入退会は自由。密教や弘法大師空海に関心のある方なら誰でも参加できる。
[編集] 活動内容
- 弘法大師空海の知恵と方法に学ぶ異分野コラボレーションによるフォーラムの開催
- 専門家や有識者をゲストとするフォーラムの開催
- 生命倫理問題、とくに脳死移植に反対する活動
- ウェブサイト「空海スピリチュアル」での情報や意見の発信
- 密教や弘法大師空海の教えを正しく社会に伝える情報教材の制作・販売
[編集] 開催フォーラム・講演会一覧
- 平成11年11月 オープンフォーラム「六塵ことごとく文字」
- 平成12年10月 オープンフォーラム「これでいいか、脳死移植」
- 平成13年 5月 オープンフォーラム「カリグラファー空海」
- 平成13年10月 オープンフォーラム「五大にみな響きあり」
- 平成14年 9月 オープンフォーラム「空海アーカイブの可能性」
- 平成18年10月 ダライ・ラマ法王 特別講演「慈悲ー仏教徒からの世界平和と人権救済のメッセージ」
[編集] 出版物
- 機関誌『密教メッセージ』
- マルチアーカイブビデオ『蘇える空海』
を発行・出版。
[編集] フォーラム出演者・機関誌寄稿者
- 松岡正剛（編集工学研究所所長）
- 杉浦康平（グラフィックデザイナー）
- 夢枕獏（作家）
- 里中満智子（漫画家）
- 内海清美（和紙人形作家）
- 浅葉克己（グラフィックデザイナー）
- 松長有慶（密教学者）
- 藤原新也（写真家）
- 牧宥恵（仏画師）
- 池田美由紀（和太鼓奏者）
- 炎太鼓（女性和太鼓チーム）
- 頼富本宏（密教学者）
- 金子郁容（慶応大学教授）
- 竹村真一（文化人類学者）
- 佐藤太郎（雑誌記者）
- 綾部光洲（書家、早稲田大学講師）
- 日野原正（元獨協医科大学教授）
- 廣澤隆之（大正大学教授）
- 梅原猛（哲学者）
- 高柳和江（日本医科大学医療管理学教室助教授 医学博士）
- 立松和平（作家）
- 多田富雄（免疫学者）
- 永田浩三（ＮＨＫテレビプロデューサー）
- 碑文谷創（ジャーナリスト、雑誌『SOGI』編集長）
- 中野東禅（禅学者、曹洞宗僧侶）
- 宮坂宥洪（密教研究者、真言宗僧侶）
- 岡田弘隆（弁護士、真言宗僧侶）
- 松田達夫（大本・人類愛善会事務局長）
- 永島龍弘（真言宗僧侶）
- 橋爪良恒（真言宗僧侶、故人）
- 菅野秀浩（真言宗僧侶）
- 永坂嘉光 (写真家、大阪芸術大学助教授)
- 長柄行光（梵字書家、サンスクリット学者、真言宗僧侶）
- 高橋憲吾（『空と海と風と』－夫婦で愉しむ道草遍路－著者）
- 長谷川正浩（弁護士）
- 甑岳聖海（羽黒修験先達、テレビ局記者）
- 上村正剛（密教21フォーラム会長、真言宗僧侶）
- 長澤弘隆（密教21フォーラム事務局長、真言宗僧侶）
などがいる。
[編集] 関連サイト
- 空海スピリチュアル（密教21フォーラム公式サイト）
