立松和平
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立松和平(たてまつ わへい、1947年12月15日 - )は、栃木県宇都宮市生まれの作家。日本ペンクラブ会員。本名、横松和夫(よこまつかずお)「横松」のもじりで「立松」にしたとの事。 栃木県立宇都宮高等学校卒。早稲田大学政経学部卒業。
在学中に『自転車』で第1回早稲田文学新人賞受賞。土木作業員、運転手、魚市場の荷役などを経験した後、宇都宮市役所に勤務。1979年から文筆活動に専念し小説、エッセイの他に、絵本なども手がける。また映画『蜜月』(1984年)では脚本を担当。徳島で、川の学校の講師を務めたこともある。
80年『遠雷』で野間文芸新人賞、97年『毒 - 風聞・田中正造』で毎日出版文化賞受賞。 行動派作家として知られ、近年は自然環境保護問題にも積極的に取り組む。 盗作騒動を起こしてからはメディアへの露出が急減した。
2002年3月、歌舞伎座上演『道元の月』の台本を手がけ、第31回大谷竹次郎賞受賞。妻は大正期の劇作家小山内薫の孫に当たる。
[編集] 主な受賞歴
- 1980年 『遠雷』で、野間文芸新人賞受賞。
- 1985年 アジア・アフリカ作家会議「若い作家のためのロータス賞」受賞。
- 1993年 『卵洗い』で第8回坪田譲治文学賞受賞。
- 1997年 『毒 - 風聞・田中正造』で、毎日出版文化賞受賞。
- 2002年 歌舞伎『道元の月』の台本で、第31回大谷竹次郎賞受賞。
[編集] その他
- 『ニュースステーション』立松和平の心と感動の旅にレギュラー出演していた。
- 『ニュースステーション』に不定期でコメンテーター出演していた。
- 1990年~1991年、写真家の小川義文とともに、パリ・ダカール・ラリーに出場したことがある。