富士急行3100形電車
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3100形電車(3100がたでんしゃ)は、富士急行に在籍していた電車である。
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[編集] 概要
1956年(昭和31年)に富士山麓電気鉄道が設立30周年を記念して新製した新性能電車。室内はセミクロスシートで、富士山と松、登山、甲州ぶどうをモチーフにしたスピーカーカバーが特徴だった。モハ3101-モハ3102と、1958年に増備されたモハ3103-モハ3104の2編成計4両製造されたが、後者は1971年(昭和46年)3月4日の脱線転覆事故(死者14名)により廃車。以後の富士急行の電車では末尾4は欠番となっている。 残りの2両は元京王5000系である1000形、1200形が導入されたことにより、1997年(平成9年)に廃車された。
[編集] 機器
日本初の狭軌仕様WNカルダン駆動車である。
[編集] その他
形式名の3100形は、昭和31年に登場したことに由来する。 モハ3101-モハ3102の2両は、富士見町の中央本線小淵沢~信濃境間旧線の廃線跡で静態保存されている。現在の塗装は往時と異なり灰色一色となっている。 秩父鉄道300形電車は3100形をモデルに製造された。
[編集] 関連項目
- 富士急行の車両
- 現有車両
- 2000形 | 1000形・1200形 | 5000形
- 過去の車両
- 5700形 | 5200形 | 7000形 | 3600形 | 3100形 | キハ58形 | モ1形・モニ100形
- 現有車両
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