富士通フロンテック
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 206-8555 東京都稲城市矢野口1776番地 |
電話番号 | 042-377-5111 |
設立 | 1940年(昭和15年)11月9日 |
業種 | 電気機器 |
代表者 | 海老原光博(代表取締役社長) |
資本金 | 84億5,750万円 |
従業員数 | 1,698名(2006年3月31日現在) |
決算期 | 3月 |
主要株主 | 富士通株式会社 |
主要子会社 | 富士通フロンテックカストマサービス株式会社 |
外部リンク | [1] |
富士通フロンテック株式会社(ふじつうふろんてっく - )は、東京都稲城市に本社を置く富士通グループに属する製造メーカー。2002年7月に現社名となったが、それまでの社名は富士通機電株式会社であった。
1928年、新潟県西蒲原郡燕町(現:燕市)に洋食器製造業として創業。1940年に株式会社に改組後、1944年、富士通信機製造(現:富士通)が全株を引き受け電話機及び電話交換機の部品製造会社として再スタート。現在では流通部門でのPOS端末、ATM(自動現金預払機)、トータリゼータシステム等、現金を取り扱う製品を主力として製造販売している。製品は主に親会社である富士通を経由し販売されるため、顧客企業の担当者以外に同社の製品等パンフレットを配布することはごく稀であり、一般顧客が同社の製品を購入する事はほぼ出来ない。
[編集] トータリゼータシステム
同社のトータリゼータは導入実績が豊富で高性能、システムの信頼性が高い事から多くの公営競技場に採用されている。
投票券や発券機の特徴として、
- 文字の白抜きと黒抜きが出来、枠番車番の分別を判りやすい
- マークカードの両面利用可能、又一枚の券面に違った賭け式の記載可能
- 多彩な購入方法がある(一着総流し、フォーメーション等)
- 買う点数が少ないと券面に選手名等を記載できる(旧式は不対応、設定でカットも可能)
- 普通紙と感熱紙の両方の利用が可能
- 販売を停止する事無く釣り銭と投票券原紙の補充可能
- 発券が非常に早い
等があり、特に発券が早い事から入場者が多い所では重宝されている。
[編集] 主な採用箇所
- 中央競馬 (JRA)、大井競馬場、船橋競馬場、浦和競馬場、ホッカイドウ競馬、盛岡競馬場、水沢競馬場等の各競馬場
- 京王閣競輪場、川崎競輪場、松戸競輪場、平塚競輪場、熊本競輪場等の各競輪場
- 唐津競艇場(競艇場としては唯一)、ボートピア市原、ボートピア習志野、ボートピア名古屋
- 伊勢崎オートレース場
競馬場での採用率は非常に高い。三連勝単式等の新賭式導入の際に一時シェアを落としたが、小倉競輪場では同社製に乗り換えた。