平塚競輪場
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平塚競輪場(ひらつかけいりんじょう)は、神奈川県平塚市にある競輪場。通称は湘南バンク (SHONAN BANK)。
主な主催者は平塚市。競技実施は南関東自転車競技会。実況は久保山喜太郎(くぼやま よしたろう、多摩川電気)。電話投票の競輪場コードは35#。
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[編集] 概要
平塚競輪場は1950年(昭和25年)11月22日に開設された。記念競輪 (GIII) は毎年ゴールデンウィークに開催される「湘南ダービー」。なお2001年以前の名称は「皐月賞典」であったが、2003年からは日本選手権競輪開催時に使われる現名称と共通化された。(2002年は記念競輪の開催がなかった)。
イメージキャラクターはシャチの『ウィンディ』で、父親の『てやんでぃ』と母親の『サンディ』も存在し場内で目にすることができ、それにちなんで「ウィンディカップ(ウィンディ杯競輪)」も開催される。また元の平塚市長であり、競輪の廃止論議において存続を国会で訴えた戸川貞雄の功績を称え「湘南ローズカップ戸川杯」が年に1度開催されている。
1999年8月29日からナイター競走として「湘南ミルキーウェイレース」が実施され、現在も夏期を中心にナイター開催が行われている (秋から春にかけては昼間開催)。なお2004年の7月からA級ツイントーナメントを実施し、前半を「アビーカップ」、後半を「ダビーカップ」と名付けていたが、2005年12月11日をもって終了した。
1986年・1990年・2003年・2007年には日本選手権競輪、1997年にはオールスター競輪、1987年・1992年・2001年・2005年にはKEIRINグランプリが開催された。今後は2008年12月にKEIRINグランプリ08の開催が予定されている。
[編集] 特色
イメージ戦略やイベントによる集客を得意とし、場内の一部売店やレストランの豪華さもあり、特別な競走(レース)では来場者が驚くぐらい客層や雰囲気が変わり、他競輪場に比べ若い人が多いと言われている。近年は特別競輪などの開催において、決勝優勝者の表彰式を行う時にバンクを開放してファンを中に入れることもあり、主催者側の運営に対する評価は高い。
一競輪場でありながらタレントのイメージキャラクタ起用にも積極的で、過去に杉山清貴(競輪場のテーマ曲制作)と小池栄子(後に競輪全体のキャラクターに昇格)が務めた後、現在ではカンニング(起用時にはコンビで務めていた)竹山隆範が「応援団長」となっているうえ、「カンニング竹山杯」と言う竹山の名を冠したF2ナイター競走も開催されている。
また自場専属のキャンペーンガールも採用しており、現在は横井美帆(よこい みほ)などが「湘南バンクアイドル」として起用されている。
[編集] バンク特徴
コース周長は一周400m。ゴール前での伸びるコースはなくスペックも標準的で、選手の力通りのレースが繰り広げられるが、どちらかと言うと捲りと逃げ選手の番手が有利。ただし選手がペダルを踏む時の感覚である「バンクの重さ」については、他の競輪場と比べて変動する要因が多いため(川や池による湿度・昼間開催とナイター開催による温度差・頻繁に塗り直される舗装など)、選手の談話には注意が必要。
観戦スタンドに囲まれているので風は直接入り込まず爽やかに吹き抜けるが、バック側は相模川のうえに海が歩いて15分ほどの距離にあるため、海風が川を経由して入りこむ事により風向きが乱れる場合もある。
[編集] アクセス
- JR東海道線平塚駅下車。中央改札口出て右手の南口正面から無料送迎バスで約5分。
- 小田急小田原線本厚木駅中央改札口出て右手の南口正面から無料送迎バスで約40分。
- 周囲および相模川河川敷に公設駐車場あり。(無料)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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