小野文惠
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小野 文惠(おの ふみえ、1968年4月18日 - )は、NHKのアナウンサー。
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[編集] 来歴
広島県府中市出身。広島大学附属福山高校を経て、東京大学文学部を卒業。
1992年入局。初任地山口局に新人としては異例の5年間在籍。ニュース番組などを担当したほか、高校野球の地区予選の実況も経験した(「打った! センターバック! キャッチャーフライです」と言ったり、そもそも野球を理解しておらず「何が起こっているんでしょうか」と言うなどあまりにも下手だったため、スタジオパークからこんにちはでわざわざ当時のVTRが紹介された)。そもそも初任地で長期間異動がなかったのは、技術がかなり劣ったためだと考えられるが、逆にそのことによる独特のキャラクターが東京で開花して現在の地位を獲得したといえる。NHK紅白歌合戦で司会を務めたことがある黒崎めぐみと生年月日が同じだが、小野は高校時代1年間海外留学している。そのため、黒崎のほうがNHKでは先輩となる。
1997年4月に東京アナウンス室に異動。いきなり山本志保アナウンサーの後任として『ためしてガッテン』の司会に起用され、番組での振る舞いにより次第に不動の地位を確立。2004年には第55回の紅白で紅組の司会者を務め、紅組優勝に貢献した(2001年~2003年はラジオ中継担当)。
2007年で『ためしてガッテン』の担当は丸10年となる。毎週放送される1つの番組を長期に渡って担当し続けるというのは近年のNHKアナウンサーとしては異例。他の2番組も6年から9年近く担当している。東京勤務になって以来、一度獲得したレギュラー番組を手放したことがない。また、ゴールデンタイムである午後8時からの番組に2本レギュラーを持っているというのも極めて異例(通常はそうならないように勤務を設定すると思われるが、担当番組がどれも長寿の人気番組になるので、たまたまそうなってしまった)。
[編集] エピソード
NHKアナウンサーとしては異例のキャラクターをもつ。そのため、エピソードに事欠かない貴重な存在である。
- 山口放送局時代に同僚のアナウンサーと結婚したが、東京異動の前に離婚。
- これまで東京でニュース系の番組を担当したことがない(初期の、単発の5分間のラジオニュースなどを除く)。
- バラエティー系の番組で大ボケの進行をするだけでなく、『ためしてガッテン』や『鶴瓶の家族に乾杯』でたびたびコスプレを見せ、お笑いタレントのような役回りをしている(※鶴瓶の家族に乾杯 小野アナのコスプレ参照)。NHK女性アナウンサーでありながら、こういうことをしても視聴者が違和感を覚えないキャラクターは特筆されるべきものがある。
- なぜか『ためしてガッテン』ではいつもパンツ姿であり、スカート姿で出演する事がない。
- 平成18年度ゆうもあ大賞を受賞した。このことを『土曜スタジオパーク』で紹介されると「次は美貌とプロポーションが選考理由になる賞をねらいたい」とユーモアたっぷりに応えた。
- 映画『男はつらいよ』のファンで(雑誌に載ったプロフィールで、座右の銘として「それを言っちゃあおしまいよ」とあった。またスタジオパークからこんにちはの「アナウンサーにQ」出演時に、山口局時代に山田洋次にインタビューする機会があって、これでアナウンサーを辞めてもいいと思ったと語っている)、衛星放送の“寅さん”特集の司会を(なかば強引に)志願したばかりか、『男はつらいよ・全48作放送』の山本晋也監督らのトークコーナーにも、突然登場した。しかしそれが、なぜか違和感もなく、反発を呼ばないのは、彼女の天性のキャラクター故と考えることもできる。
- 『土曜スタジオパーク』で、ある記念日についての話をしたとき、アドリブで、今日は品物がタダになるというような冗談を言った。即座に隣のアナウンサーが否定したが、NHKの他のアナウンサーが生放送でこのようなことを言えば抗議が殺到すると思われる。
- ある番組で、「私が、NHK会長になり代わりお詫び申し上げます」とアドリブで発言。その後スタッフから、「お前はいつから、会長になったつもりなんだ?!」と皮肉られても、平然としていたらしいという噂もある。これに関しては、小野が『土曜スタジオパーク』という、NHKの広報に関係する番組を担当しており、小野自身に「番組においては自分がNHKの代表となる」という意識が働いていたと考えることもできる。時折『ためしてガッテン』の進行においても垣間見ることができる高いプロとしての意識は、バラエティー番組でのキャラクターとは異なる小野の一面である。ただし、天性のボケぶりゆえ、ためしてガッテンで科学的に正確な表現をすることにたびたび失敗しているため、毎回のように収録後に1人でセリフを録音し直しているという(ラジオ第2放送の『はなす きく よむ』で発言)。
[編集] 現在の担当番組
尚、NHKは外部のタレントを司会として起用する場合にペアを組む女性アナにアシスタントの名称はつけない。
[編集] 過去の担当番組
山口局時代
- イブニングネットワークやまぐち(1996年度、メインを務めた)
東京異動後
- 2007年新春生放送 年の初めはさだまさし(つなぎVTRコーナー「多滝鱒造の人生レッスン」進行)
- 真夜中なのに生放送 卒業式にもさだまさし(生中継で、代々木公園の桜のレポーター、ただし未開花なうえ、深夜なので暗く、意味なし中継となった。)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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