少佐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
少佐(しょうさ)は軍隊の階級の一。 佐官に区分され、中佐の下、大尉の上に位置する。 北大西洋条約機構の階級符号では、OF-3に相当する。 アメリカ軍を初めとして主要国の軍隊では大尉から少佐に昇進する時に特別な専門教育を受ける。これは少佐以上の階級の軍人は一つの作戦単位の指揮官となることを求められるからである。そのため能力の不十分な大尉は少佐に昇進することができないまま除隊することが多い。士官にとっては一つの出世の壁と言っても良い。
目次 |
[編集] 日本
[編集] 旧軍
日本陸海軍では当初は少佐以上を上長官と、大尉以下を士官と呼称した。
[編集] 自衛隊
自衛隊では、三等陸佐・三等海佐・三等空佐(略称は3佐)に当たる。
三等陸佐及び三等空佐以上の正帽の目庇表面には飾りが付される。 一方、三等海佐には付されない。 三等海佐に付されない理由は、海上自衛隊において正帽のひさしの飾りは艦長相当職以上にあることの証であって、三等海佐は原則としては艦長には任じられない(「自衛艦の艦内の編制等に関する訓令」昭和47年5月10日海上自衛隊訓令第17号)ことによる。
[編集] アメリカ合衆国
[編集] イギリス
- 陸軍:Major
- 海軍:Lieutenant Commander
- 空軍:Squadron Leader
- 海兵隊:Major
[編集] フランス
- 陸軍:commandantまたは(commandant) chef de bataillon(砲兵隊などでは(commandant) chef d'escadron)
- 海軍:capitaine de corvette
- 空軍:commandant