山本貴志
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山本貴志(やまもとたかし、1983年4月12日-)は、長野市出身の新進ピアニスト。
信州大学教育学部附属長野中学校、桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースを経て、2003年よりポーランド・ワルシャワの国立ショパン音楽アカデミーでパレチニ教授に師事する。ポーランド在住。
[編集] 経歴
- 1997年 第12回長野県ピアノコンクールグランプリ受賞
- 1998年 第52回全日本学生音楽コンクール東京大会中学校の部第3位入賞
- 2001年 第70回日本音楽コンクール第3位入賞
- 2004年 第56回プラハの春国際音楽コンクール第3位入賞、「ヴァレンティーナ・カメニコヴァー特別賞」(最年少ファイナリスト対象)を受賞(チェコ、プラハ)
- 2004年11月 第6回パデレフスキ国際ピアノコンクール5位入賞(ポーランド、ビドゴシチ)
- 2005年5月 第4回ザイラー国際ピアノコンクール優勝、ショパン作品最優秀演奏賞受賞(ドイツ、バイエルン州キッチンゲン)
- 2005年10月 第15回ショパン国際ピアノコンクール第4位入賞
[編集] エピソード
第15回ショパン国際コンクールはインターネットにより初めて生中継されたことでも注目を集めた。日本時間の深夜から早朝にかけて中継されたにもかかわらず、インターネット巨大掲示板2ちゃんねるで立てられたショパンコンクール中継専用の実況板には、山本の独特の演奏姿勢への驚きのコメントとともに、身体全体を使って奏でる集中力の高い音楽と、聞くものを魅了するピアノの音色への賛辞が多く書き込まれた。また、山本の本選での協奏曲の演奏においては、最後の音が終わらない内に会場の聴衆から拍手が巻き起こり、演奏終了後スタンディングオベーションが長く続いたが、聴衆からこのような熱狂的な賞賛を受けたのはポーランド出身の優勝者ブレハッチと山本だけだった。