山本龍
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山本 龍(やまもと りゅう、1959年7月4日 - )は、群馬県議会議員(吾妻郡選挙区)。元小渕恵三(第84代内閣総理大臣)秘書。群馬県吾妻郡草津町出身。愛称は「リュー」。趣味はボランティア。
[編集] 経歴
早くから政治を志したが、実家は人里はなれた雪深い山岳地帯。光泉寺幼稚園、草津小学校を卒業。その後進学のために下宿して前橋市立第三中学校に入学。県下随一の進学校・群馬県立前橋高等学校に合格する。地元出身の代議士・小渕恵三に対する憧れから早稲田大学に進学。
卒業後は小渕恵三の書生となり、その後小渕恵三事務所に就職。リクルート事件のさなかの1990年、小渕の選挙に絡んで公職選挙法違反で逮捕され、懲役1年6ヶ月執行猶予3年の判決を受ける。1994年、群馬県議会議員選挙出馬のため小渕恵三事務所退職。1995年、群馬県議会議員選挙に吾妻郡選挙区から出馬、南波和憲とともに当選を果たす。1999年、群馬県議会議員選挙に2度目の当選、2006年現在3期目。
群馬は、旧自治省出身の官僚知事の小寺弘之が5選を目指しているが、それに対抗する形で、7月1日に正式に出馬表明、7月4日に県議を辞職した。2007年は、40代の山本と官僚出身の60代小寺が保守の一騎打ちとなるが、小寺は5期20年の長期県政をめざす姿勢に対して、山本は、政策「群馬維新」を掲げている。その政策は、権力の自制と公約は期限付きでスピードが大切という観点から、3期12年の多選禁止条例を主張。県の権限を出来る限り市町村へ移譲する県内分権と県議会議員時代と同様に現場主義の徹底、政令市構想推進の支持、知事退職金廃止など、本当の住民自治の理想を実現したいと訴える。