岐阜県立加茂高等学校
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加茂高等学校 | |
設置者 | 岐阜県 |
学区 | 可茂学区 |
設立年月日 | 1911年(明治44年) |
校訓 | 明朗進取、誠実努力、親愛奉仕 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程・定時制家庭 |
学科 | 普通科 普通科国際文化コース 理数科 |
所在地・連絡先 | |
所在地 | 〒505-0027 美濃加茂市本郷町2-6-78 |
電話番号 | 0574-25-2133 |
外部リンク |
岐阜県立加茂高等学校(ぎふけんりつかもこうとうがっこう)は、岐阜県美濃加茂市にある県立高校である。1911年に創立された県内でも有数の歴史をほこる可茂学区の中心的な高校の一つであり、美濃加茂市内だけでなく加茂郡や可児市など可茂学区一円から生徒が集まる。また、わずかではあるが下宿する生徒も存在する。2007年(平成19年)4月 白川高校(加茂郡白川町)と統合して、岐阜県立加茂高等学校として新たに生まれ変わった。学校の統廃合の変遷を概観すれば、この高校が可茂学区北部一円の公立高等学校教育を力強く担っていることが判るだろう。
創立以来90年の歴史を誇る伝統校であり、1980年に人口増加の著しい可児市に可児高校ができるまでは可茂学区のトップ校でもあった。文武両道をモットーにしており、現在でも100名前後の国公立大学合格者を出す進学校としての面だけでなく、部活動ではバスケットボール部やボート部・剣道部・吹奏楽部などは県大会でも上位の成績を残すことが多く、特にボート部はインターハイでの優勝経験もあるなど「武」の面でも多くの活躍が見られる。
目次 |
[編集] 学校概要
- 創立 1911年(明治44年)
- 学科
- 全日制普通科
- 全日制普通科国際文化コース
- 国際文化コースでは英語の時間が普通科よりも多く、海外研修も行われる。
- 白川高校と合併される平成19年度から募集が停止される。
- 全日制理数科
- 理数科では普通科に比べ理科・数学の時間が多く、また課題研究といった理数科特有の授業も行われる。
- 定時制普通科(単位制)
- 校訓
- 明朗進取
- 誠実努力
- 親愛奉仕
- 教育目標
- あらゆる教育活動を通して、知・徳・体の調和のとれた豊かな人間性と確かな学力の育成を目指して、生徒一人一人の可能性を最大限に発揮させ、望ましい自己実現を図らせる。
- 制服
- 県内の公立進学校としては珍しく男子の制服にブレザーを指定している。(1987年4月入学生より)
- 制服のデザインは白川高校との合併とともに変更されることが決まっている。
- 所在地 岐阜県美濃加茂市本郷町2-6-78
- JR高山本線を挟んだ隣には、岐阜県立加茂農林高等学校がある。
[編集] 沿革
- 1911年(明治44年)10月 加茂郡立農林学校として設立が認可される。
- 1948年(昭和23年)4月 岐阜県立加茂農林高等学校となる。
- 1948年(昭和23年)8月 岐阜県立加茂高等学校と改称。
- 1961年(昭和36年)4月 新設の岐阜県立加茂農林高等学校へ農業科・畜産科を移行。この時までは校内に国鉄路線が走る特異な構造だった。
- 2007年(平成19年)4月 白川高校(加茂郡白川町)と統合。
[編集] 学校行事
- 加茂高祭
- 加茂高校の学校祭は文化祭2日間・体育祭1日間の日程で9月上旬に行われる。
- 文化祭では各クラスや文化系部活動単位で参加し、展示やパフォーマンス、舞台劇の発表が行われる。過去には有志による発表もあった。最も優れた企画には加茂高大賞が、ほかにも優秀賞や特別賞が送られる。
- 体育祭では出身地域別に東部・西部・南部・北部に分かれるという独特な組み分けを行い、その4つの団で競技優勝・応援優勝・総合優勝を争う。
- 強歩大会
- 2月中旬に、1年生と2年生が参加して行われる。木曽川沿いを走る。
[編集] 進路状況
ほぼ100%が進学希望である。可茂学区内では可児高校に次ぐ進学実績があり、岐阜大学や信州大学といった近隣の大学を中心に毎年100名前後の国公立大学合格者を出す。ただ学区内の普通科高校が少ないため、進学先は東京大学から専門学校まで幅広くカバーしている。私立大学には地元の名城大学や中京大学・南山大学を中心に多数の合格者を出している。
- 2006年入試 国公立大学合格者数 106名 私立大学合格者数 561名