岡山西バイパス
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岡山西バイパス(おかやまにしばいぱす)は、岡山県岡山市古新田から同市楢津まで至る、延長5.6kmの国道180号バイパスである。現在、無料化供用中の岡南大橋と共に、整備中の岡山環状道路の一部区間を担う。
目次 |
[編集] 概要
- 起点:岡山市古新田(国道2号岡山バイパスと接続、国道30号岡山環状南道路(仮称)と接続予定)
- 終点:岡山市楢津(国道180号総社一宮バイパスと接続予定)
- 延長:5.6km
- 規格:第4種第1級
- 車線数:(1工区) 本線部:4車線(未供用) 側道部:完成4車線
(2工区) 本線部:4車線(未供用) 側道部:2車線(未供用)
- 道路幅員:(1工区) 50.0m
(2工区) 40.0m
- 車線幅員:(本線部)3.5m (側道部)3.25m
- 設計速度:60km/h
- 制限速度:60km/h
[編集] 沿革
- 1979年(昭和54年)3月30日 都市計画決定
- 1979年(昭和54年) 岡山市古新田~西長瀬(1工区:L=2.5km)の事業化
- 1983年(昭和58年)1月21日 都市計画変更
- 1988年(昭和63年) 岡山市西長瀬~楢津(2工区:L=3.1km)の事業化
- 2000年(平成12年) 地域高規格道路岡山環状道路の一部に指定
- 2001年(平成13年)3月30日 都市計画変更(街路併設高架構造へ)
- 2001年(平成13年) 岡山市古新田~西長瀬(1工区:L=2.5km)の工事着手
- 2002年(平成14年) 岡山市西長瀬~楢津(2工区:L=3.1km)の工事着手
- 2005年(平成17年)7月24日 岡山市古新田~西長瀬(1工区:L=2.5km)の側道部が開通
[編集] 通過市町村
[編集] 備考
- 完成すれば同様に計画中の総社一宮バイパスと繋がることとなり、この2バイパスの建設整備が完成すると岡山県内の国道180号のルートにおける旧来の岡山市大雲寺町~総社市井尻野間ルートは古新田~井尻野間に大きく変わることになる(当然の事ながら井尻野以降の国道180号ルートは現行のままである)。
これに伴って岡山市街地及び郊外の渋滞名所とも言われる万成地区・一宮矢坂地区・備中高松地区の国道180号及び、接続道路における慢性渋滞状態緩和の大きな効果が得られると期待されている(ただしこれは総社一宮バイパス完成を前提とした話である。総社一宮バイパス完成前に岡山西バイパスの完成が見られれば、万成および一宮矢坂地区の渋滞の大半が楢津地区に新しくできる国道180号の接続交差点にかかる惧れがあるため、地元からはそれを危ぶむ声もある)。
- 現在1工区の側道部が供用されているが、この区間は直進車と右折車による衝突事故が多発している。これは中央分離帯の幅が広い為で、非常に不自然な道路構造となっているが、将来的にはここに本線高架が建設される。
[編集] 今後の見通し
- 2009年(平成21年)度 岡山県道162号岡山倉敷線~岡山県道242号川入巌井線間(2工区:L=1.2km)の供用
- 平成20年代前半 岡山県道242号川入巌井線~国道180号間(2工区:L=1.9km)の供用
[編集] 主な構造物
- 古新田大橋
- 平田平吉高架橋