岩国寿司
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岩国寿司(いわくにずし)とは山口県の内、主に岩国市周辺で作られる押し寿司の一種である。
[編集] 概要
- 今から約380年前、岩国藩で収穫された米と蓮根に野菜を配し、近海の魚の身を入れ、保存食にするため味付けを寿司にした。
- 保存食である理由は、山城であり、水が確保できない岩国城においての合戦に備えるため。そのため別名「殿様寿司」とも言われる角ずし。
- 見た目が鮮やかであるため、一見ちらし寿司風である。2~3人前ずつ一層で作られる通常の押し寿司と異なり、一度に4~5升を大きな木枠に何層にも重ね、サンドイッチ状にする作り方であり、炊いた飯を酢飯にして、春菊などの青菜、椎茸、錦糸卵などをのせ、サワラや鰺などの生魚の身をほぐして混ぜ込むのが特徴。これを一人前ずつに切り分けて供するため、一度に数十人前が出来上がることになる。
[編集] 関連リンク
- 岩国寿司 農林水産省中国四国農政局内のページ
- 元祖 岩国寿司の宿 三原家
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