弾銃フィーバロン
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ジャンル | シューティングゲーム |
対応機種 | アーケード[AC] |
開発元 | ケイブ |
発売元 | 日本システム |
人数 | 1〜2人 |
メディア | 業務用基板 |
稼働時期 | 1998年 |
『弾銃フィーバロン』(だんがん - )は、ケイブの業務用縦スクロールシューティングゲームで、1998年発売。
目次 |
[編集] 概要
本作は「怒首領蜂」「エスプレイド」などの弾幕系シューティングとは違い、弾数が少なめで速度が速い従来のシューティングゲームに近い形となっているケイブ製シューティングでは珍しい作品。ちなみに、ケイブ制作の同様の作品には「虫姫さま」のオリジナルモードがある。
凝った得点システムやゆっくりとした確実な回避が求められる弾幕系シューティングとは異なり、単純明快でスピード感溢れるゲーム性を持っている。一方で、弾が速いということは、つまりアドリブでの回避は高いテンションが無ければ困難であり、慣れ以上にパターンの構築が要求される。また高いスピード感のためいわゆる「事故」が非常に多く、内包する雰囲気とは裏腹に見た目は地味なこともあり、そのためか人気は怒首領蜂等に比べると若干低いものとなっている。
東亜プラン風の硬派なグラフィックとは対照的に、自機のパイロットがアフロのダンサー(ゲーム画面には表示されない)、ダンサーのシルエットが舞うボンバー、80年代ディスコ風のBGM、ゲーム中には「フィーバー!」などのシャウトが常時飛び交うなど、妙にハイテンションで混沌とした雰囲気には一種の中毒性があり、それを好むユーザーには根強いカルト的な人気を持っている。
[編集] システム
- SOSシステム
- 中型の敵を破壊すると赤く点滅するサイボーグ兵士が出現。これを獲得するとカウンターがプラスされていくと同時にカウンター分の得点が入る。敵を破壊した時の固有の得点はなく、このカウンターの数が敵を破壊した時に手に入る得点となる。サイボーグ兵士を一定時間放置した場合はサイボーグ兵士が消滅し、カウンターが0になってしまう。
- 敵出現パターンには敵を素早く破壊すればその分敵が追加される早回しの要素もある。スコアを稼ぐ方法は「出てきた敵を瞬時に破壊すること」に尽きる。
[編集] 隠し要素
- 魚ポコの主人公である「魚太郎」でプレイすることができる。この機体は並みの腕前では制御しきれないほどのスピードを持ち、攻撃力が非常に高いが、ボンバーを撃つことができない超上級者用の機体。魚太郎でプレイしたいときはタイトル画面で下上右左上下左右と入力する。「ミュー」という猫の鳴き声がすれば成功。その状態でプレイ開始すると機体セレクト画面なしでゲーム開始する。
- A+Bボタンを押しながらゲームをスタートすると、専用のステージで3分間だけ自機無限でプレイ出来るスペシャルモードがスタート。自機無限を利用したお試し・練習プレイの他、時間内にどれだけスコアを稼げるかというタイムアタックとしてもプレイできる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
- 1回もミスせずに最終ボスを倒すと、グラッチェ提督操る隠しボスが登場する。隠しボスの名に恥じず、弾幕系シューティングを彷彿とさせる激しい攻撃をしてくるが、この隠しボス戦中はバグで自機の当たり判定が消失しているため、ボンバーを使わない限り自機は無敵となる。つまり、ボンバーを使いさえしなければどうやっても倒せてしまう。隠しボスの形無しである。