後藤寿彦
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後藤 寿彦(ごとう としひこ;1953年5月14日~ )は、日本のアマチュア野球の選手、監督である。
[編集] 経歴
岐阜県出身。岐阜高等学校から慶大に進み、1975年の春のリーグでは三冠王を獲得。1976年に三菱重工三原に入社し、都市対抗などで活躍。
1994年に三菱重工を退社して母校の教壇に立ち、野球部の監督に就任。2001年春のリーグまで指揮を執り、高橋由伸を育てるなどで、チームをリーグ優勝3回、明治神宮野球大会優勝に導いた。その手腕を買われ、慶大の指揮を執りながら全日本アマチュア野球連盟ナショナルチーム強化部会に参加、主に学生をナショナルチームのレベルに引き上げるために一役買った。
2001年に行われる第34回IBAFワールドカップのナショナルチーム編成に当たり、全日本アマチュア野球連盟から監督就任の打診を受け、これを受諾し、慶大の監督を辞任。
その後翌年の第14回アジア競技大会、第15回IBAFインターコンチネンタルカップのナショナルチームにおいても監督として指揮を執った。
成績は順に4位、3位、5位と振るわなかったが、ちょうど野球日本代表にプロ野球選手が流入してくる時期であり、アマチュア選手との融合に腐心した監督であり、その面で非常に苦労したものと推測される。
現在は、
の4足のわらじを履き、多忙な毎日を送っている。
NHKのテレビ・ラジオで中継される高校野球(夏の全国高等学校野球選手権大会ならびに春の選抜高等学校野球大会)をはじめアマチュア野球全般の中継番組で解説者を務めている。また、2007年より日本テレビ、BS日テレ、日テレG+で中継される東京六大学野球(春季リーグ・秋季リーグ)でも解説を務める予定。