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意宇郡(おうぐん)は出雲国(現;島根県東部)にかつて存在した郡である。
[編集] 沿革
- 出雲国風土記内訳
- 母理郷(現;安来市伯太町母里周辺)
- 屋代郷(現;安来市伯太町と吉佐町)
記紀や風土記による推測で、八尋殿があったところという説がある。
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- 楯縫郷(現;安来市宇賀庄町)
- 安来郷(現;安来市安来町と島田町)
- 山国郷(現;安来市鳥木町付近)
- 飯梨郷(現;安来市南西部と広瀬町)
- 舎人郷(現;安来市中心部)
- 大草郷(現;安来市荒島町、八束郡東出雲町)
- 山代郷(現;松江市、八束郡東出雲町)
- 拝志郷(現;松江市玉湯町)
- 宍道郷(現;松江市宍道町)
- 明治22年 (1889)
- 4月1日 市制施行 11町が松江市となり、意宇郡から分立した。
- 4月1日 町村制施行(16村)
- 津田村、竹谷村、大庭村、乃木村、忌部村(松江市)
- 玉造村、湯町村(玉湯町 → 松江市)
- 宍道村、来海村(宍道町 → 松江市)
- 波入村、二子村(八束町 → 松江市)
- 岩坂村、熊野村(八雲村 → 松江市)
- 揖屋村、出雲郷村、意東村(東出雲町)
- 明治26年 (1893) 7月9日 来海村が改称して来待村となった。(16村)
- 明治29年 (1896) 4月1日 島根郡、秋鹿郡と合併して八束郡となった。
[編集] 意宇六社
意宇郡にある神社のうち下記の六社を「意宇六社」といい、「六社さん」とも呼ばれて崇敬されている。この六社を巡拝する「六社参り」という行事が江戸時代以前より行われている。
- 熊野大社(松江市八雲町)
- 真名井神社(松江市山代町)
- 揖夜神社(八束郡東出雲町)
- 六所神社(松江市大草町)
- 八重垣神社(松江市佐草町)
- 神魂神社(松江市大庭町)
[編集] 関連項目