新丸村
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合併した村のうち、新保・丸山の両村の名前を合成し村名とした。
[編集] 地理
- 現在の小松市南部の山間部に位置し、大日川の最上流部の谷とその支流・杖川の谷に添い、大倉岳、荒倉岳、大日山、五百峠、牛ヶ首峠などの山々に囲まれた村である。
- 村の主な産業は木炭製造だった。
- 過疎化の進行していた地域で、1889年(明治22年)には2,139人いた人口が1920年(大正9年)には1,863人、1953年(昭和28年)には864人と減少。過疎化対策としてナメコ栽培、鱒の養殖を本村で行っていた事もあった。
- 現在では旧・新丸村の地域にバス路線は無く、国道416号も福井県との境の大日峠前後の区間は車両交通不能区間となっていることもあって、交通の便は良くない。牛ヶ首峠を越えた大杉町にある小松バスの大杉上町停留所が最も近いと思われる。
- 旧・鳥越村(現・白山市)との境に大日川ダムのダム湖があり、かつての小原の集落はこの湖の下になっている。
[編集] 歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、小原村、丸山村、須納谷(すのだに)村、新保村、杖(つえ)村の5村が合併。当初役場は丸山に設置。
- 1915年(大正4年) - 役場が須納谷に移転。
- 1917年(大正6年)- 役場が再び丸山に戻る。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 小松市に編入。このうち大字須納谷は花立町、大字杖は津江町と改称、他の3大字はそのまま小松市の町名に継承。
[編集] 関連項目
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