新体操
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新体操(しんたいそう)はスポーツ(体操)の一種。 手具をともない、音楽に合わせて、13m四方のフロアマット上で演技をする。 芸術性を競う採点競技である。
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[編集] 概要
新体操には女子種目と男子種目があるが、種目の内容は大きく異なる。女子種目は柔軟性が高く華麗な演技に特徴があり、男子種目は宙返りなどのタンブリングや力強い演技に特徴がある。女子種目は多くの国で行われており、オリンピックの種目でもある。男子種目は日本発祥のスポーツとして戦後からはじまり、女子と平行して国体やインターハイ、インカレ、全日本選手権などが行われている。2000年から本格的に指導者を海外に送り、2003年に日本、マレーシア、韓国、カナダが国際大会に出場し、2005年にはアメリカ、オーストラリア、ロシアなどが追加出場して国際化が始まった。
[編集] 女子種目
- 手具
ボール(球)、クラブ(こん棒)、リボン(帯状布)、フープ(輪)、ロープ(縄)
- 団体演技
小学生は6人で徒手(何も手具を持たず)、小学5年生からは5人で手具を持って演技を行う。 演技時間は2分15秒~2分30秒以内。
- 個人演技
1人で手具を持って演技を行う。演技時間は1分15秒~1分30秒以内。
[編集] 男子種目
男子種目は団体演技と個人演技に分けられる。団体演技は6人の徒手(手に何も持たない状態)で行われる。個人演技は棒・縄などの手具を持って行われる。タンブリングの最高難度はD難度。
- 団体演技
6人の選手が徒手(手に何も持たない状態)で演技を行う。演技時間は3分以内で、構成点10点・実施点10点の20点満点で採点される。倒立やバランスなど、構成に加えなければならない動作の規定がある。タンブリングの難度は個人競技と若干異なる。(団体演技では、6人全員が後方宙返り1回ひねりを行えばD難度)
- 個人演技
1人で手具を持って演技を行う。手具はスティック・リング・ロープ・クラブの4種類がある。演技時間は1分30秒以内で、10点満点で採点が行われる。
[編集] 服装・化粧
練習時はこの限りではないが、レオタードを着用して演技するスポーツの、代名詞的な存在。技術と同時に美も競うため、近年ではラメやスパンコールなどを多用する傾向にある。装飾やデザインの凝った衣装が多く、襟ぐりや、ウェストラインから下の形で、流行やそれぞれの個性が出る。 また、女子の場合はアイシャドーや口紅を濃く入れるなど、厚化粧ともいえる奇抜な化粧を施すこともある。
[編集] 新体操選手一覧
- 日本
- ウクライナ
- エレーナ・ビトリチェンコ
- アンナ・ベッソノバ
- ナタリア・ゴドゥンコ
- スペイン
- アルムデナ・シッド・トスタド
- ブルガリア
- シモナ・ペイシェバ
- テオドラ・アレクサンドロバ
- ビアンカ・パノバ
- アドリアナ・ドナフスカ
- リリア・イグナトバ
- ディアナ・ポポバ
- マリア・ペトロバ
- ユリア・バイチェバ
- ロシア
[編集] 外部リンク
体操競技種目 男子 : ゆか - あん馬 - つり輪 - 跳馬 - 平行棒 - 鉄棒 - 男子個人総合 - 男子団体 |
新体操競技種目 ボール - クラブ - リボン - フープ - ロープ - 個人 - 団体 |
トランポリン競技 |
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