新大滝駅
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新大滝駅(しんおおたきえき)は、北海道有珠郡大滝村字本町(現・伊達市大滝区本町)にあった日本国有鉄道(国鉄)胆振線の駅(廃駅)である。
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[編集] 駅構造
- 相対式ホーム2面2線を持ち、列車交換が可能な地上駅(業務委託駅)。数本の側線があった。9600形蒸気機関車が入線していた当時は、転車台を備えていた。
[編集] 歴史
- 1940年12月15日 - 胆振縦貫鉄道(いぶりじゅうかんてつどう)の徳舜瞥駅(とくしゅんべつえき)として開業。
- 1944年7月1日 - 戦時買収により国有化。
- 1952年11月15日 - 新大滝駅に改称。頭に「新」をつけたのは、大滝駅(奥羽本線)や音が同じ大多喜駅(木原線)との重複を避けるためと思われる。
- 1980年5月15日 - 貨物営業廃止。業務委託化。
- 1986年11月1日 - 胆振線の廃線により廃止。
駅開業当時、役場がある徳舜瞥村(旧名)の中心地は長流川東岸の高台に位置する上野地区で、駅から歩いて1時間近くを要した。その後は本町地区に村の中心が移り、1950年の役場庁舎移転と大滝村への改称につながった。また、上野地区の日鉄鉱業徳舜瞥鉱山から産出される鉱石を索道で当駅まで運び、貨車に積み替え発送した。年間取扱量は100~500トン台で推移していた。1971年の閉山後は貨物取扱量が激減した。
[編集] 現況
- 跡地は「平成ふるさとの道公園」として整備されている。優徳駅方向の廃線跡は遊歩道となっている。
- 近くの駅構内跡には雇用促進住宅が建っている。
- 貨物取扱時の遺構が残っている。
[編集] 駅周辺
- 駅跡から国道453号までの道は下り坂である。国道沿いを中心に集落を形成。
- 伊達市役所大滝総合支所(旧・大滝村役場)
- 西胆振消防組合洞爺湖消防署大滝支署
- 伊達信用金庫壮瞥支店大滝出張所
- 大滝地域活性化交流センター
- 伊達警察署大滝駐在所
- 大滝郵便局
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
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