日本の十大発明家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本の十大発明家(にほんのじゅうだいはつめいか)は、日本を代表する10人の発明家の総称である。
目次 |
[編集] 概略
特に、昭和60年(1985年)4月18日(発明の日)、日本における産業財産権制度が100周年を迎えたことを記念し、特許庁において選定・顕彰された「十大発明家」のことをいう。現在、特許庁のロビーには彼らのレリーフが飾られている。
また、昭和5年(1930年)及び昭和14年(1939年)に昭和天皇より宮中賜餐の栄を受けた、当時の代表的な発明家を、それぞれ第一回十大発明家、第二回十大発明家と呼ぶことがある。
彼らは発明家であると同時にしばしば起業家、実業家でもあり、優れた発明の多くは、世界最高級の技術水準を誇り、その後の日本の産業発展を支えることになった(その後勃興する企業グループ等のルーツともなった)。
以下、それぞれ氏名を記す(括弧内は代表的な発明など)。
[編集] 日本の十大発明家(1985年)
- 豊田佐吉(木製人力織機、自動織機)
- 御木本幸吉(養殖真珠)
- 高峰譲吉(タカヂアスターゼ、アドレナリン)
- 池田菊苗(グルタミン酸ナトリウム)
- 鈴木梅太郎(ビタミンB1、ビタミンA)
- 杉本京太(邦文タイプライター)
- 本多光太郎(KS鋼、新KS鋼)
- 八木秀次(八木・宇田アンテナ)
- 丹羽保次郎(NE式写真電送機)
- 三島徳七(MK鋼)
[編集] 第一回十大発明家(1930年)
[編集] 第二回十大発明家(1939年)
- 三島徳七
- 大河内正敏(ピストンリング)
- 岡村金蔵(油母頁岩乾留法)
- 梅根常三郎(赤褐鉄鉱選鉱法)
- 棚橋寅五郎(無機薬品の製法)
- 安藤博(多極真空管)
- 浅尾荘一郎(光電管)
- 古賀逸策(水晶振動子)
- 岡部金治郎(マグネトロン)
- 朝日奈泰彦(ビタカンファー)