明石淡路フェリー
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明石淡路フェリー株式会社(あかしあわじふぇりー、Akashi Awaji Ferry Co., Ltd.)は、国道28号の海上区間に相当する区間、明石市明石港と淡路市岩屋港を結ぶ航路を持つフェリー会社。本社は兵庫県明石市中崎2丁目7番1号。
明石海峡大橋開通に伴い経営状態が悪化し、撤退を決定した明岩フェリーの事業を受け継ぐべく、2000年7月1日甲子園高速フェリー(現在は甲子園運輸倉庫)、明石市、淡路町(当時)などが出資する第三セクターとして設立された。明石市中心部と淡路島を結ぶ最短ルートである(明石海峡大橋経由の場合、明石市側の最寄りの出入り口は玉津又は長坂となり、かなりの遠回りを強いられる)。明石海峡大橋の割高な通行料を敬遠してこのフェリーを利用するトラック等が結構あり、明石海峡大橋を通行できない車両もこのフェリーを利用する。
あさしお丸の船体にはタコが描かれ、航路自体の愛称として「たこフェリー」と呼ばれ、航路自体の愛称としても定着している。
明岩フェリー時代には、並行する播淡聯絡汽船・淡路連絡汽船(両社は後に合併して明淡高速船)との関係で、同社が運航しない深夜を除き、車なしでの乗船を禁止していたが、明石淡路フェリー発足後の2000年10月1日から、車なしで乗船できるようになった。
2007年2月以降は本土-淡路島を結ぶ唯一のフェリーである。
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[編集] 航路
- 明石 - 岩屋(所要時間約20分、終夜運航)(国道28号海上区間)
[編集] 就航船
- あさしお丸(たこの図柄、1,295総トン)
- あさなぎ丸(イルカの図柄、1,381総トン)
- あさかぜ丸(上記2隻が整備中の場合のみ就航、1,295総トン)
[編集] 接続交通機関
[編集] 明石港
- 銀座通り西側・南端のバース(神姫バス)
- 22系統:北王子・成人病センター経由、西明石駅行
- 銀座通り西側・真ん中のバース(明石市交通部)
- 成人病センター線:市民病院・王子・成人病センター経由、車庫前行
- 王子線:市民病院・王子経由、車庫前行
- 貴崎線:市民病院・王子・車庫前経由、藤江駅前行
- 貴崎線:明石郵便局前経由、藤江駅前行
- 藤江線:林崎経由、藤江駅前行
- 銀座通り西側・北端のバース(明石市交通部)
- 明舞線:上ノ丸・朝霧2丁目経由、明舞団地行
- 明舞線:上ノ丸・朝霧2丁目・明舞団地経由、朝霧駅行
- 朝霧線:上ノ丸・朝霧2丁目・松が丘5丁目経由、朝霧駅行
- 朝霧線:上ノ丸・朝霧2丁目経由、松が丘5丁目行
- 朝霧線:上ノ丸・朝霧2丁目・大蔵谷清水経由、朝霧駅行
- 朝霧線:上ノ丸経由、朝霧2丁目方面
- 銀座通り東側(明石市交通部)
- 朝霧線:市役所経由、朝霧2丁目方面
- 朝霧線など:市役所行
[編集] 岩屋港
- 最寄バス停は片浜。港から徒歩2分。
- 片浜から発車するバスの系統は以下の通り。
- 県道東側(淡路交通)
- 淡路町シャトルバス 岩屋経由、南鵜崎団地行
- 西浦線 岩屋行
- 県道西側(淡路交通)
- 西浦線 郡家・志筑経由、津名港行
- 西浦線 郡家・志筑経由、洲本(県病前)行
- 淡路町シャトルバス 松帆の郷行
[編集] トピック
- 淡路交通の北の拠点・岩屋バス停は明淡高速船の乗船場前にあり、明石淡路フェリーの乗船場(最寄バス停は片浜)からは東へ1km近く離れている。明石淡路フェリーからバスに乗り継いで淡路島東岸の津名・洲本方面へ向かう際には、岩屋バス停までの徒歩連絡にかなり時間を要するので、注意が必要である。
- 河内家菊水丸がイメージソングを歌っており、CMソングとしても使われている。便によってはデッキ上でこのイメージソングを聴くことが出来る。