杉野正
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杉野 正(すぎの ただし、1958年5月25日 - )は、日本の実業家。神奈川県出身。武相高等学校、神奈川大学経済学部卒業後、ユニ・チャームに入社。その後エイチ・アイ・エス(HIS)在籍時の2002年6月、HIS社長の澤田秀雄が当時の長野県知事であった田中康夫からしなの鉄道(旧信越本線 軽井沢~篠ノ井間)の再建を依頼されたため、澤田の後押しでしなの鉄道社長に就任。就任後わずか2年でしなの鉄道を黒字経営にし、信州のカルロス・ゴーンと呼ばれた。その手腕が買われて埼玉県から当時巨額の赤字を抱えていた埼玉高速鉄道の再建のため社長として招かれた、財政再建のスペシャリスト。 大学卒業以来23年間、サラリーマンとして生活しており、自身をプロのサラリーマンと自称する。選挙に出馬するため、埼玉高速鉄道の社長職を2006年11月16付けの取締役会で退任した。
2007年4月の統一地方選挙神奈川県知事選挙に立候補したものの落選。自由民主党神奈川県支部連合会(河野太郎会長)の推薦を受けていたが、自由民主党本部からは全く無視され、支援もなかった。
[編集] 著作
- 『俺が黒字にしてみせる!』 かんき出版 2003年 ISBN 4761261331