東京市場駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東京市場駅(とうきょうしじょうえき)は、東京都中央区築地にあった日本国有鉄道(国鉄)の貨物駅である。汐留駅から分岐していた東海道本線の貨物支線の終点であった。
目次 |
[編集] 駅概要
1935年2月11日の東京都中央卸売市場築地市場の業務開始と同日に当駅は開業した。
市場の敷地内に駅があり、市場を発着する貨物のみを取り扱っていた。車扱ホームが設けられ、有蓋車や冷蔵車が乗り入れ貨物の積み降ろしを行っていた。主に水産物や青果物を取り扱っていた。
1966年10月、新たに開発された高速運転対応冷蔵車のレサ10000形貨車を使用した特急貨物鮮魚列車「とびうお」が運転されるようになった。この列車は中国地方や九州地方の漁港付近にある駅から発送される水産物を輸送するものだった。
しかしトラックの普及、高速道路網の整備、貨車の老朽化等の理由で輸送量が減少し1984年に廃止された。
[編集] 歴史
- 1935年(昭和10年)2月11日 - 開業。
- 1974年(昭和49年)10月1日 - 荷物取扱開始。
- 1978年(昭和53年)12月1日 - 荷物取扱廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 廃止。
[編集] 隣の駅
- 日本国有鉄道
- 東海道本線 貨物支線
- 汐留駅 - 東京市場駅
[編集] 関連項目
カテゴリ: 鉄道駅関連のスタブ項目 | 日本の鉄道駅 と | 廃駅 | 東京23区の鉄道駅