東大垣駅
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東大垣駅(ひがしおおがきえき)は、岐阜県大垣市和合本町1丁目にある樽見鉄道の駅。当駅附近までJR東海道本線が並走する。
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[編集] 駅構造
島式ホーム1面2線を持つ地上駅。駅開業時に有した行き違い設備を国鉄時代合理化によりいったん廃止し、樽見鉄道への転換時に復活して現在に至っている。客車5両とディーゼル機関車1両の計6両が入れる以上に構内(ポイント切り替え機の中)の線路が長かったが、ホームは2両分しかなかったため、多客期に客車運行(機関車含め最大6両)をしていたときには、車掌室でホームの前に来ている客車2両のドアのロックを解除して客が手で開けて乗降した。なお、末期は機関車1両+客車2両の3両体制であったため、問題は無かった。
無人駅。樽見線がタブレット閉塞方式であった1988年までは駅員が配置されており、現在でも妻面に出入り口のあるモルタル駅舎が残っている。駅舎には樽見線全線で使用していたタブレット閉塞器が保存されている。
[編集] 駅周辺
駅のすぐ南を東海道本線が走っており、ホームからは目の前を何本も走り抜けていく東海道本線の列車がよくみえる。なお駅のやや西方から大垣方の樽見鉄道は東海道本線と道床を同じくしており、国鉄時代には東海道本線の架線柱も樽見線の北側にあった。
[編集] 歴史
- 1956年(昭和31年)3月20日 - 国鉄樽見線 大垣駅~樽見口駅間開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1964年(昭和39年)8月20日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1984年(昭和59年)10月6日 - 樽見線の樽見鉄道への転換により、樽見鉄道の駅となる。
- 1988年(昭和63年)11月11日 - 無人化。