松山康久
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松山 康久(まつやま やすひさ、1943年9月4日 - )は日本中央競馬会(JRA)の調教師である。東京都出身。三冠馬ミスターシービーをはじめ、ウィナーズサークル、ジェニュインなど多くの名馬を手がけた。父は元調教師の松山吉三郎。
[編集] 来歴
1966年父・吉三郎の厩舎で調教助手となる。その後1974年に調教師免許を取得し、開業。
初出走は1976年3月6日の中京競馬第9競走でのラスティー(3着)。初勝利は同年5月3日の東京競馬第2競走でのクロバーウィング(延べ11頭目)であった。翌1977年の朝日杯3歳ステークスをギャラントダンサー(吉永正人騎乗)で制して重賞初勝利。
クラシックは、東京優駿(日本ダービー)をミスターシービーとウィナーズサークルで、皐月賞をミスターシービーとジェニュインで、それぞれ2勝を挙げている。
父の門下生である吉永正人、竹原啓二を主戦として騎乗させていた。現在は柴田善臣、横山典弘、後藤浩輝の起用が多い。
[編集] 代表管理馬
※カッコ内は主な勝ち鞍
- ミスターシービー(三冠馬、天皇賞(秋))
- ウィナーズサークル(東京優駿)
- ジェニュイン(皐月賞、マイルチャンピオンシップ)
- ギャラントダンサー(朝日杯3歳ステークス)
- ワシントンカラー(ガーネットステークス、根岸ステークス)
- ダイワレイダース(七夕賞)現役
- クロカミ(京王杯オータムハンデキャップ、府中牝馬ステークス )
- ニフティニース(セントウルステークス、関屋記念)
[編集] 受賞
- 調教技術賞(関東)・・・1979年~1982年
- 最優秀調教師賞・・・1983年
- 優秀調教師賞(関東)・・・1985年~1987年、1989年、1990年、1992年~1994年、1996年~1998年、2000年、2002年。2003年
- JRA賞(最多勝利調教師)・・・1994年
- 最多勝利調教師賞・・・1994年