根岸ステークス
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| 根岸ステークス | |
|---|---|
| 距離 | ダート1400m |
| 開催地 | 東京競馬場 |
| グレード | GIII |
| 条件 | 4歳以上（国際）（指定） |
| 1着賞金 | 3,900万円 |
| 負担重量 | 4歳55、5歳以上56、牝馬2kg減、過去1年牝馬限定戦を除くGI勝3kg増、過去1年超GI勝、過去1年牝馬限定GIおよび牝馬限定戦を除くGII勝2kg増、過去1年超牝馬限定GIおよび牝馬限定戦を除くGII勝、過去1年牝馬限定GIIおよび牝馬限定戦を除くGIII勝1kg増(2歳時除く) |
| 創設 | 1987年11月8日（重賞格上） |
根岸ステークス（ねぎしすてーくす）は、日本中央競馬会 (JRA) が東京競馬場のダート1400mで施行する中央競馬の重賞（GIII・統一GIII）競走である。競走名はかつて横濱競馬場のあった神奈川県横浜市の地名に由来。現在、同競馬場跡地には根岸森林公園・根岸競馬記念公苑等が設けられている。
目次 |
[編集] 概要
1986年に東京競馬場のダート1400mの4歳（現3歳）以上の混合の別定のオープン特別競走、根岸ステークスとして施行されたのが始まり。しかし1987年に重賞に昇格すると共にGIIIに格付けされる。
重賞競走になると当時の中央競馬においてサラ系の古馬のダート重賞は4競走（他にフェブラリーハンデキャップ・札幌記念・ウインターステークス）しかなかったため、当競走はダート重賞でも古い部類の重賞であり、また当時は中央競馬・地方競馬間の交流が活発で無かったことから中央所属のダート適性馬にとっては貴重な舞台であった。
1990年からは1200mに距離が短縮された。当初は例年11月に施行されていたが、2001年より距離が再び1400mに戻されるとともに施行時期が1月末~2月始めに移り、フェブラリーステークスの前哨戦として位置付けられる事になった。
出走資格は、サラ系4歳（旧5歳）以上のJRA所属の競走馬（外国産馬含む）及び地方所属の競走馬（5頭まで）・外国調教馬（4頭まで）。
負担重量はグレード別定で、4歳は55キロ、5歳以上は56キロ(開催日が2月の場合は4歳以上56キロ)、牝馬は2キロ減を基本とし、過去1年牝馬限定戦を除くGI勝3kg増、過去1年超GI勝、過去1年牝馬限定GIおよび牝馬限定戦を除くGII勝2kg増、過去1年超牝馬限定GIおよび牝馬限定戦を除くGII勝、過去1年牝馬限定GIIおよび牝馬限定戦を除くGIII勝1kg増の負担が課せられる。ただし2歳限定のグレード優勝はこの対象に含まれない。
総額賞金は7,460万円で、1着賞金3,900万円、2着賞金1,600万円、3着賞金980万円、4着賞金590万円、5着賞金390万円と定められている。
[編集] 歴史
- 1986年 東京競馬場の4歳（現3歳）以上の混合の別定のダート1400mのオープン特別競走、根岸ステークスとして施行。
- 1987年 東京競馬場の4歳（現3歳）以上の別定のダート1400mの重賞（GIII）競走、根岸ステークスとして創設。
- 1990年
- 混合競走に指定。
- 施行距離をダート1200mに変更。
- 1994年 岡部幸雄が騎手として史上初の連覇。
- 1996年 指定競走に指定。
- 1998年
- 2003年
- 2005年 混合競走から国際競走に変更。
[編集] 歴代優勝馬
[編集] オープン特別
| 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1986年11月2日 | コクサイクラウン | 牡5 | 1:23.4 | 柴田政人 | 稗田敏男 |
[編集] 重賞格付け以後
| 回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 1987年11月8日 | グレースシラオキ | 牝3 | 1:23.4 | 蛯沢誠治 | 清水美波 |
| 第2回 | 1988年11月6日 | ウィニングスマイル | 牡5 | 1:24.4 | 田村正光 | 矢野照正 |
| 第3回 | 1989年11月5日 | ダイナレター | 牡5 | 1:23.8 | 杉浦宏昭 | 二本柳俊夫 |
| 第4回 | 1990年11月3日 | エーコートランス | 牡6 | 1:10.0 | 大崎昭一 | 安田伊佐夫 |
| 第5回 | 1991年11月2日 | トモエリージェント | 牡3 | 1:10.0 | 根本康広 | 橋本輝雄 |
| 第6回 | 1992年11月7日 | ハッピィーギネス | 牡6 | 1:10.0 | 柴田善臣 | 西塚安夫 |
| 第7回 | 1993年11月6日 | プロストライン | 牡4 | 1:12.3 | 岡部幸雄 | 松山康久 |
| 第8回 | 1994年11月5日 | フジノマッケンオー | 牡3 | 1:10.9 | 岡部幸雄 | 中村好夫 |
| 第9回 | 1995年11月4日 | ヤングエブロス | 牝3 | 1:10.9 | 橋本広喜 | 柳田次男 |
| 第10回 | 1996年11月2日 | ストーンステッパー | 牡3 | 1:10.6 | 熊沢重文 | 目野哲也 |
| 第11回 | 1997年11月9日 | ワシントンカラー | 牡3 | 1:11.2 | 柴田善臣 | 松山康久 |
| 第12回 | 1998年11月15日 | ワシントンカラー | 牡4 | 1:10.5 | 柴田善臣 | 松山康久 |
| 第13回 | 1999年11月14日 | セレクトグリーン | 牡4 | 1:09.2 | 田中勝春 | 音無秀孝 |
| 第14回 | 2000年11月12日 | ブロードアピール | 牝6 | 1:10.1 | 武幸四郎 | 松田国英 |
| 第15回 | 2001年1月29日 | ノボトゥルー | 牡5 | 1:22.1 | O.ペリエ | 森秀行 |
| 第16回 | 2002年1月26日 | サウスヴィグラス | 牡6 | 1:22.8 | 柴田善臣 | 高橋祥泰 |
| 第17回 | 2003年2月1日 | サウスヴィグラス | 牡7 | 1:10.4 | 柴田善臣 | 高橋祥泰 |
| 第18回 | 2004年1月31日 | シャドウスケイプ | 牡5 | 1:24.0 | 江田照男 | 森秀行 |
| 第19回 | 2005年1月29日 | メイショウボーラー | 牡4 | 1:23.0 | 福永祐一 | 白井寿昭 |
| 第20回 | 2006年1月29日 | リミットレスビッド | 牡4 | 1:23.7 | 内田博幸 | 加用正 |
| 第21回 | 2007年1月28日 | ビッググラス | 牡6 | 1:23.5 | 村田一誠 | 中尾秀正 |
[編集] 本競走からのフェブラリーステークス優勝馬
フェブラリーステークスの前哨戦として施行されるようになったのは2001年からだが、2頭がフェブラリーステークスを制覇している。
| 回数 | 施行日 | 馬名 | 性齢 | 着順 |
|---|---|---|---|---|
| 第15回 | 2001年1月29日 | ノボトゥルー | 牡5 | 1着 |
| 第19回 | 2005年1月29日 | メイショウボーラー | 牡4 | 1着 |
