松島斉
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松島斉(まつしま ひとし、1960年6月4日 - )は経済学者。
[編集] 来歴・人物
1988年に東京大学経済学博士号取得。筑波大学助教授、東京大学助教授などを経て、2002年4月東京大学経済学部教授に就任し現在に至る。 専攻はゲーム理論。研究対象は理論経済学、ミクロ経済学、数理経済学、公共経済学、厚生経済学、企業経済、産業組織論、労働経済学、情報経済学、行動経済学など多岐に及ぶ。近年では実験経済学を研究と教育にとりいれる。2003年よりアメリカ・エコノメトリックソサエティー特別会員(Fellow of the Econometric Society)に就任。2004年に第10回日本経済学会中原賞受賞。東京大学大学院在籍中に、ゲーム理論を使って、社会選択理論のルールのほとんどが実行可能になることを、世界で最初に示した。メカニズム・デザインと繰り返しゲームの基礎研究を続ける。駒場東邦中学校・高等学校卒。東京都大田区出身。